プロキオン  





「初めまして! プーはプー! ──プロキオンのプー! プーって呼んで欲しい、よろしくね!」
「笑うと怖いって言われるから、笑わない。怖がられると悲しい気がする。それにプーは、可愛いって言われたい。うん」
「ここはキラキラして静かで落ち着くところ。だからプーはここが好き。オマエはどう? グルル、一緒だと嬉しいな」

「ゥ、ン……? プーはプーだ、有機物の時名前がなかった。だからプーはプー。うんうん、これが答え。プーの名前はプロキオン」



【名前】プロキオン(Procyon)
【真名】???
【性別】おとこのこ
【年齢】28
【死因】死刑
【星位置】尾の口内
【一人称】プー
【二人称】オマエ

【詳細】
 冬の夜空に煌々と輝く、冬の大三角と冬のダイヤモンドを構成している一等星のおとこのこ。闇に紛れるほどの漆黒の体毛が特徴。生半可な光では彼の黒さに吸い込まれて消えてしまう。
 特徴的な蛍光色の水色と眼光は、どこにいても目立って見える。これを目印にプロキオンを探すものも多い。
 年齢の割に情緒が幼く、また知識も子供相応のものに留まっている。言われたものをそのまま受け止める素直な性格をしており、周りからは好意的に受け入れられているようだ。
 星の子の中ではやや猟奇的な口内を持っており、笑うことでそれが他のものにも視認できる。お世辞にも怖くないとは言い難いため、彼の知り合いは口を揃えて「笑わないでくれ」と頼み込む。……アルコルを除いて。
 前世が関係しているのかどうかは不明だが、食べることに執着している。当初こそ獣のように星や人を関係なく食べようと襲いかかっていたが、今は悪い事だと教えられたため食べようとはしない。
 獣のように唸り声をあげる癖がある。




「プーの、目、ほんとは目じゃない。これは目みたいな光でピカピカと光る。だから指も入れられる」
「プーは可愛いものになりたい。だからスピカとかアルフェッカとか、可愛い星についていく。けど嫌がられる。プーは困る。グゥ……今後の課題だよ」
「オマエ落ち込んでる? ゥ、ならおいしいものいっぱい食べるといいよ。プーも食べるの好き。一緒に食べよう」
「昔のこと、あんまり覚えてない。でもここが楽しいからプーはとてもハッピー! 星の子の仕事頑張る!」
「食べるの好きだから、星獣になるといっぱい口ができる。いっぱい食べられる。オマエも口がいっぱいできたらいいのにね。ガルル」

「ここにきて、食べたら怖いものと怖くないものがあるって知った。だからプーはここにきてとってもハッピー! もっともっと知りたい。食べたら幸せになれる方が絶対にいい!」
「グルルル、時々心臓ら辺がぽかぽかとする。プーはこの変な感じ、昔は知らなかった。だからミーティアにとても感謝しているよ」
「プーは馬鹿正直だってシリウスが言ってた。シリウスはひねくれ過ぎだと思うから、プーみたいにもっと正直になった方がいいよ! あと、プーみたいに可愛くなるのもいいよ! ゥ、……それは違う?」

「プーは知らないことだらけ! だから、もっともっと知りたい。教えて? あと、あと……美味しいものもいっぱい食べたい。その方が幸せだからね!」





「だって誰も、……誰も教えてくれなかったじゃないか」




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