第25話
4人は食事を終えるとグリフィンドールの談話室に戻り、空いている席に座れば、ロンはスラグホーンに無視されたのがお気に召さない様で、腕を組んだまま天井を睨みつけていた。
ハーマイオニーは、誰かが置いていった夕刊預言者新聞を手に取れば読み始め、ハリーが変わった事はあった?と聞くが、特には…と返事をしている。
「あ。ねぇ、ロン。貴方のお父さんがここに…ご無事だから大丈夫!」
ロンがギョッとして振り向いたので、ハーマイオニーが慌てて付け加えた。
「お父さんがマルフォイの家に行ったって、そう書いてあるわ。『死喰い人の家での、この2度目の家宅捜索は、何らの成果もあげられなかった模様である。偽の防衛術ならびに保護器具の発見ならびに没収局のアーサー・ウィーズリー氏は、自分のチームの行動はある秘密の通報に基づいて行ったものであると語った』」
「そうだ。僕の通報だ!キングズ・クロス駅で、マルフォイの事を話したんだ。ボージンに何かを修理させたがってた事!うーん。もしあいつの家にないなら、そのなんだか判らない物をホグワーツに持って来たに違いない。」
「だけどハリー、どうやったらそんな事が出来るの?此処に着いた時、私達全員検査されたでしょう?」
ハーマイオニーが驚いた様な顔で新聞を下に置いたが、その言葉にレンとハリーは「そうなの?」と吃驚して返した。
「あぁ、そうね。確かにハリーは違うわ。レンも気を失っていたから知らない筈よね…私忘れてたわ。あのね、私達が玄関ホールに入る時に、フィルチが全員を”詮索センサー”で触ったの。闇の品物なら見つかっていた筈よ。事実、クラッブがミイラ首を没収されたのを知ってるわ。だからマルフォイが危険な物を持ち込める筈がないの。勿論梟も全部チェックされているわ。」
ハリーが反論する前にそう付け足すとハリーはなにも言えなくなってしまった様だった。
「ハリー、重大な事を忘れているわ。」
「え?」
「ドラコは、そんな物を持ち運んでいたら怪しまれるって言ったのでしょう?それを持ってホグワーツに来る事は出来ない筈だし、そんな大きな物を列車の中でも見ていない。動かせないから修理の仕方を…「もうよせよ。」」
レンがそう言いかけると、ロンは不機嫌そうにそう一言話すとハリーはカッとなった様だった。
「いいか。スラグホーンが馬鹿らしいパーティに僕とハーマイオニーとレンを招待したのは、何も僕達の所為じゃない。僕達が行きたかった訳じゃないんだ!」
「さーて、僕はどこのパーティにも呼ばれてないし、寝室に行くよ。」
ロンはそう言いながら立ち上がり、床を踏みならしながら去って行き、ハリーとハーマイオニーはまじまじとその後ろ姿を見送っていたし、レンは思わず溜息を漏らしてしまった。