SSS


「お風呂お先でしたー」
タオルでわしゃわしゃ髪を拭きながらリビングに行くと、
いつも通り焦凍がソファで待ってる。
「よろしく」
「ん」
少し広げた足の間、床に体育座りをすると優しく優しく。
個性を使わず丁寧に乾かされる髪に

【髪を拭いて】

「にやにやすんな」
「愛を感じるの」







「風呂空いたぞ」
「お上がりー焦凍」
じゃあ私も入ろうかな、
とソファから腰を上げるとくんっと引っ張られる袖。
「ん?」
「…髪、拭いてくれないか?」
なんて上目遣いで言うもんだから

【髪拭いたげる】

「焦凍、今夜は覚悟して」
ぜってー寝かしてやんないんだから!!







「焦凍、晩御飯何食べたい?」
「お前」
「や、そうじゃなくて晩御飯」
「だからお前」
「…お姉さん怒るよ」
「怒られる意味がわからない。
訊かれたから食べたいものを答えただけだ。
なんて真顔で言うから、もう…

【晩御飯】

「…どこまで本気で言ってんの」
「徹頭徹尾本気だ」
またそんな。






「焦凍ーお酒飲むから付き合って」
ノンアルでいいからって巻き込んだのは私なのに途中から記憶がない。
目覚めたらベッドの上だし何にも着てないし腰とか重いし痛いし。
「水…」
ベッドから降りようとすると優しく強く引き戻されて

【お酒】

おそらく私を蹂躙した獣が笑って噛みついてきた。







「焦凍、洗濯物ありがとね」
「ああ、これくらいは手伝う」
帰宅するとリビングで洗濯物を畳んでる焦凍。
「ありがとね」って声かけてとりあえずの缶ビールを開けると

【パンツ】

「…こんなの初めて見たんだが」
真っ赤になって差し出された私の赤いTバック。
「今度履いて見せてくれ」なんて。






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