memo
2018/11/25
菊地原と幼馴染み
「わたし、菊地原センパイの耳が欲しいんですよ」
「……え、いやだけど」
間があったから、ワンチャンと思ったのに、あえなく否定されてしまった。周囲の音が拾えるのは、こと、ネイバーとの戦闘において重宝できる才能だと思う。現に、それを見込んで風間さんは、しろーくんを自分のチームに誘ったのだから。
「じゃあせめて、わたしも風間隊に入れるようにしてくださいよ〜」
「ぜったいいやだ。それに、お前の実力じゃむりでしょ」
弱いんだから。すげなく付け加えられた。
わたしが強くないことは知ってるけど、正面から言われるのはそれなりに傷付く。いや、どうかな。案外、傷付かないかもしれない。死なない程度に、強ければそれでいい。生き残れるだけの、強さがあれば、それで。
それで、いいんだ。
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