あなたの前はダメな俺でも許して


『あなたの前はダメな俺でも許して』



説明
彼女(恋人/婚約者/妻)の前だけはダメ男になるのがみたい。
甘えてるのがみたい。
だらけるのがみたい
IQが2ぐらいしかないのが、みたい




降谷さんの場合


「んぅ……」


帰ってきて早々に、この状態。
ソファーに座っている同居人の膝に座り、身体を丸めて胸に顔を押し付ける。深呼吸している。


『おかえり、れーくん』


つむじに、ちゅ、
もそもそと顔を上げる。


「んっ」


待っているので、応えると


「もっと、して」
『はいはい』


頬を包んで、ちゅ、ちゅ、ちゅ…


「ん〜〜…しゅきぃ………っ」
『わたしもだよ』
「〜〜〜俺もーー!!」
『ははは』


ポロッと気持ちが溢れた言葉をさらっと受け止められる。
ぎゅーとしても受け取られる。


『夕ごはんは食べた?』
「まだ」
『じゃあ用意してくるからお風呂に入っておいで』
「一緒がいい…」
『もう済ませてあるからなぁ、ご飯用意してくるからさ。ね?』
「…今度一緒に」
『あぁ、今度入ろうか』
「うん」


お風呂まで同行し、別れる。
その間に夕ごはんを用意していると並べ終わる頃にはあがってきた。


「美味しい…」
『ありがとう』


皿洗いを二人で済ませて、彼女が早くお風呂を済ませた理由。
ドラマを見ている。
ソファーを背もたれにし、彼は彼女を組んだ足の上に乗せる。ガッチリとホールドにし、その肩に顔を埋める。
ドラマを楽しむ声に、溢れた日常生活の象徴にほっこりしながらも構ってほしいという気持ちがでてくる。
グリグリと頭を押し付けて抗議。


『れーくん、眠いの?』
「…」
『ふふ、寝ようか』
「…いいのか?」
『録画してるから、』


その言葉を聞いた瞬間にテレビを切って、抱き上げる。
驚いた声を無視してベットに運ぶ。
胸に顔を埋めると、髪を撫でてくる手に眠りが加速される。


『おやすみ、れーくん』


その言葉に返事を返せたかは覚えていない。


(はぁ〜〜〜もうしゅきぃ〜!!)





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