好きなゲームの一つなんですが、たまたまメモ見てたら昔書いた妄想の切れ端みたいなのが発掘されました。
こんなん書いてたのかーと驚きです。
たぶん、吉継さんは顔半分隠しているキャラなんですが、プレイ時になんかイジると素顔が見えるので(ちゃんと見えなくても作られていたんですね)興奮したテンションのまま書いたんだと思います。
記憶から抜けてたので自分で読んでめっちゃ新鮮。甘いぞ……!
ちなみに無双の最推しは半兵衛です!
軍師キャラ好きです。
【戦国無双/吉継さん】
「ん……どうかしたか?」
「あ……いえ、綺麗だなって」
「そうだな。色とりどりの光が空に散って美しい」
「花火じゃなくて……吉継さんの瞳が」
「俺の……?それを言うならお前の瞳だろう」
「……私、本当は自分のこの瞳、好きじゃない。目立つし、この瞳を持って生まれたせいで、起こった悲劇もあるし……」
「だからかな……。吉継さんの瞳はすごく澄んでいて綺麗で……私、好きだな」
「っ……」
「って、私、変なこと言ったね。今のは忘れて」
「……いや、そんな風に褒められたのは初めてだ。そうか……なら、もっと近くで見てみるか?」
「……じゃあ……」
彼女がゆっくり近づき、互いの瞳に互いが映る距離になると、吉継は顔の下半分を覆う布を下げた。
え……と驚く間もなく、吉継は素早く自身の唇を彼女の唇に押し付ける。
数刻のうちに吉継の顔は離れたが、彼女は唖然と吉継の顔を見つめたまま。
吉継の露になった顔は、想像していたよりずっと綺麗で、端整な顔立ちをしていた。想像に反して、男性的な少し厚い唇が弧を描いている。
「無防備だな。惚れられてる男の言われるまま顔を近づけて……。唇を奪われても文句は言えぬぞ」
「惚れ……?」
突然の告白に彼女はさらに困惑する。
その様子に、吉継は愛しそうに瞳を細めた。
「俺は、お前が好きだ。その瞳も、美しく可憐な姿も、真っ直ぐな心根も全て……お前の魅力に俺は抗えない」
「お前が好きなのは俺の瞳だけか」
目頭が熱くなるの感じて、ゆっくり瞳を閉じてから。
「私も……吉継さんが好きっ……」
そう伝えるだけで精一杯だった。
泣いてしまいそうな彼女を、吉継はそっと抱き寄せる。
「なら……俺は、お前を一生離さない」
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