前回のアニメの放送で、虫太郎さんの異能力の演出が可愛すぎました。
原作の絵でもふよふよ可愛いかったですが、彼らはあんな健気に犯罪の証拠を消してたんですね……!
小ネタはそんなふよふよの話
*長編設定で虫太郎さん、探偵社に所属してます。
「虫太郎さーん、なんだか小腹が空きました。おやつないですか?」
「小娘め!探偵社に遊びに来ただけでなく図々しい!これでも食べておけ」
「なんだかんだ虫太郎さんって優しいですよね」
「ふ、ふん!褒めても茶など出んぞ」
言ってる事と行動が一致しない。
虫太郎さんはお茶を出してくれた。
「虫太郎さんって律儀ですよねー」
「ウン……ちゃんと接客マニュアルの通り動いてるよね」
「接客マニュアル、そんなものがあったのか」
賢治くんと潤くんと織田作さんが話してる。
どうやら、虫太郎さんはマニュアル通りに働いているらしい。
さぞ、国木田さんは指導冥利に尽きてるだろう。
「君、そのお菓子を食べちゃったのかい!?」
「?もしかして太宰さんのお菓子でしたか?」
「私のではなく、乱歩さんが後で食べようと大事に取っておいたお菓子だよ」
…………!!
「虫太郎さん!今こそ虫太郎さんの"個性"の出番です!私がお菓子を食べた形跡を消してください!」
「何故、私の素晴らしき"個性"をその様なくだらぬことに使わなければならない!?第一、素直に謝れば済む話だろう」
「だって、食べ物の恨みって怖いって言うじゃないですか。私にお菓子を出した虫太郎さんも共犯ですよ。それに、"個性"使っているところ見たいです」
「一番最後のが一番の理由かな?私も見たいなー虫太郎くん。ワクワク」
「し、仕方あるまい!そこまで言うなら、特別に私の素晴らしき"個性"を見せてやろう」
虫太郎さんの周りにふよふよしたオバケみたいなのが現れた。
彼らはお菓子の箱を食べたり、お茶を片付けたり、次々と犯罪(?)の証拠を一生懸命消していく。
「わああっ可愛い!可愛いですっ、虫太郎さん!」
「フ……可愛いだけではない。私の"個性"は完璧だ」
「私が触ったらどうなるのかな?えいっ」
「太宰さーーん!可哀想なんで消さないでくださいっ!」
ほらっ、ふよふよが太宰さんを怯えてる!
「たっだいまー!」
「ただいま戻った」
しばらくして乱歩さんと国木田さんが帰ってきた。
「んー……………」
「お、お帰りなさい、乱歩さん」
「…………君、僕の大事に取っておいたお菓子食べたでしょ。出したのは虫太郎くん」
「「(バレてる――!――!――!――!?)」」
Category:
小ネタ
♯
文スト