log

2022/03/24(Thu)
ドラクエ小説について呟き&あらすじ?

ドラクエはゲームだけですからなかなか派生の話が思い付かなくて難しい。

短編置場を作らないのはそれが理由だったりします

公式アンソロジーとかあれば…と考えてたらそういえば公式資料&ガイドブックの存在に今さらながら気づきました(!)

いつもネットで調べちゃってたんですよね…作品を借りて二次させて貰ってる身として、ぽちっとしてきます!

今後も長編一本(拍手お礼小説除く)での更新となりますが、連載が進んでグレイグが仲間になったら彼サイドのストーリーは書きたいなと思ってます。

追記にてこんな感じに





 ――グレイグはゆっくりと馬上から降りて、"悪魔の子"が落としたフードを拾い上げる。

「勇者……。逃がしはせぬ。地の果てまで追いかけてやるからな……」

 その目は憎悪を孕んで。
 奴はこの世界に災いを呼ぶ存在。
 この世界の平穏を守るために生かしてはおけないのだ。

 ふっとグレイグは目を伏せると、振り返り、今度は兵士に指示を出す。

「この旅の祠がどこに通じるか調べよ!!それから――」

 グレイグは矢が刺さった馬の側に寄った。

「負傷した馬の手当てだ!道具箱を持って来い!!」

 彼は、痛々しく横たわる馬の前に膝を着くと。
 首筋を安心させるようにその大きな手で撫でる。
 
「よしよし…痛い思いをさせてしまってすまなかった……」

 穏やかな声とは裏腹に、刺さった矢を一気に引き抜く。
 馬は嘶いた。
 暴れる馬を宥めながら、手早く薬草を使い、傷薬を塗って治療を行う。

「グレイグ隊長…!私がやりますので……!」

 自ら馬の手当てをするグレイグに、部下がそう声をかけたが「いや、大丈夫だ」と彼は断った。

「お前は馬運車を用意しろ。ちゃんとした治療は城に戻って行う」

 グレイグも元は一端の兵士だ。
 怪我の応急処置はもちろん。
 馬の怪我への対処法も心がけていた。

 彼は、愛馬のリタリフォンを乗りこなし、馬をこよなく愛する男であったからだ。

 それは勇者と同じ共通点であることを、彼は知らない。


「……よし、準備が整ったな。一旦、デルカダール王国へ戻るぞ!!」


 二人の線は交わらないまま、物語は進む――。



Category: 独り言
小ネタ ドラクエ


前へ次へ




←top