▽ヒロアカ長編
No.74 すべての元凶
夢主登場で設定(7割)回収の回。
▽番外編
救出・掃討作戦裏側
↑更新した長編の裏側の話なので、先に読んでからこちらをお読み頂く推薦。
長編で太宰さんとオールマイトが知り合いみたいに書いてましたが、その過去も少し明かしてます。
本当はこの辺りも深堀りして書いたら面白そうだなぁと思うんですが、今の書き手の実力ではこれが限界という話を追記にて。
こちらも番外編読んで頂いてからだと◎
▽ドラクエ長編
第47話 ネルセンの宿
あの辺りの麦畑の光景、好きなんですがあれ魔物が出現して台無しですね(笑)
【No.1ヒーローと少年太宰】
「もう大丈夫だ少年!!わーたーしーが早まるな少年ッ!!!」
オールマイトが誘拐された少年を助けに現れると、そこには今まさに首吊りしようとしている姿が。
「あまりにも暇だったから自殺でもしようかと思ったのに……邪魔する変な格好のおじさんは一体誰だい?」
「(暇だったから自殺……!?)私はヒーロー、オールマイト!!私が来たからにはもう大丈夫だ、少年!!」
「ヒーローってことは、ヴィランたちは捕まったの?…今回は早かったんだね。もう少しで奴等、疑心暗鬼でぐちゃぐちゃになるとこだったのに」
「…!!(噂では聞いてたけど、この少年、怖ッ!)」
「まあいいや。えっと、オールマイトさんだっけ?僕を警察に引き渡すなら村瀬さんでよろしく。あの人、子供には甘いからお菓子をたくさんくれるんだ」
「(えらい慣れている……!!)」
太宰はひょいっと椅子から降りると、スタスタと何事もなかったかのように出口に向かって歩いていく。
ふと、立ち止まると、改めて筋肉隆々のヒーロー――オールマイトを見上げた。
「オールマイトさんはなかなか素敵なヒーローのようだね」
相変わらず暗い瞳をしているが、少しだけ歳相応らしい笑みを浮かべて。
これは、今より少し若かりし頃のオールマイトと、少年――太宰治の出会いの一コマである――。
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