お好みのデザインプリント CRAZY FOR YOU<アリ×コレ>*アリオスBD記念小説* 「確か明日は、アリオスの誕生日だよね」「ああ、そうだったな…」自分でも、すっかりと忘れてしまっていた。「プレゼント、何がイイかな?」「そうだな、お前をくれと言ったら、どうする?」もちろん、それは本当に軽い冗談のつもりだった。いつもの彼女なら顔を真っ赤にして、ムキになって反論すると思っていた。だが、彼女の反応は、青年が予想していたものとは、異なっていた。「…イイよ、あげる」しばしの沈黙の後、小声だが、ハッキリと告げ、衣服のボタンを外し始めた。「馬鹿ッ、冗談に決まってるだろ!!」うろたえる青年に更に信じ難い言葉を繰り出した。「私じゃ、ダメかな?そんなに、あの女性がイイのね。何でよ?あの女は、あなたを裏切ったのに」「お前、何言って…」一体、この女は、何が言いたいのだろうか?「私、知ってるんだから。アリオスが、アリオスがッ………だって事」「………!?」言葉を失い、ただ呆然と立ち尽くす青年の目の前で彼女は、惜しげも無く戦いの衣装を脱ぎ捨てた。 「私は、あの女には、なれない!!私は、あの女性じゃないもの。私なら、絶対に裏切らない。あなたが望んだら、いつまでも側に居るわ、ずっと…。だから、私を見てよッ!!」「ハッ、何言ってんだよ。お前には、宇宙を救うって使命が有るんだろ?だったら、こんな所で色恋沙汰は、ご法度だろうが」「そんなの、関係無………!?」その言葉が終わらないうちに突然、彼女は強く抱き締められ、青年に唇を塞がれた。重ねられた唇から舌を絡ませ、ゆっくりと唇を離すと、透明な糸を引いた。「続きは、来年もらうぜ」 青年は、おどけた口調で、そう言った後、心の中で、そっと自嘲めいた笑みを浮かべた。 ………ああ、わかってる。どうせ、守れやしない約束など、いっそ始めからしないほうがマシだって事くらい。わかってるんだ………なのに、一度狂ってしまった歯車は、止まらない。止められないんだ。だから、この想いは持って逝こう。……………コノ身滅ビテ灰ニナル、ソノ瞬間マデ……………。 FIN. 後書き アリオスのBD記念に書いたお話の割には、ダークになってしまった(冷汗)。「私、知ってるんだから*」の後に続く言葉は、あなたの想像に任せます。因みに、このお話のコレットちゃんは、アリオスの正体に気付いてるワケでは、ありません。あしからず。 |