文豪ストレイドッグス

萩原朔太郎

「白秋さんに救われた命だから、僕は此の人生を彼の人の為に遣うッて決めたんだ」

「――今、犀星を笑ったね?」

年齢:22歳
身長:171cm
体重:55kg
誕生日:11月1日
好きなもの:白秋さん、犀星
嫌いなもの:中原、太宰
異能力:港にて
CV:島ア信長
お相手:北原白秋

ポートマフィアに所属する、幸薄げな男性。家を勘当されてヨコハマを歩いていたところ迷って路地裏に通り掛かってしまい、とある異能集団に命を狙われた。土壇場で自身の異能力を覚醒させたらしく、その場は溶けた氷による水で浸されていた、らしい。というのも、当時11歳であった白秋が倒れている彼と水浸しのその場、自身が追っていた組織が持っていた武器が全て凍っている場所を発見したということらしく、彼自身は記憶に残っていない。朔が白秋に拾われたのは彼が12歳の時である。朔が目覚めればそこは白秋のセーフハウスで、朔からすれば白秋は「怖い人たちから助けてくれた女の人」(当時は朔より白秋の方が背が高かったため)であり、身寄りのない朔と共に暮らすことになった。当時は白秋のことを歳上だと勘違いしていて、その時「白秋さん」と呼んだ名残が残っているかたちになる。なおマフィアの界隈であるからと共に暮らすことを渋った白秋を勘違いして自分が醜いからだと泣き喚き白秋と離れたくないなどと宣ったため、白秋の方が先に折れることに。白秋が闇に生きる人間であることを知ってからは自分もそちらに傾倒し始め、森に掛け合ってマフィアに入る。また、白秋の弟子となった。体術はそう上手くないが、異能力と共に銃を扱うのが上手く、体術のカバーを十分にこなせる程度ではある。

時を同じくして、自身の10年来の親友である室生犀星と出会う。犀星は白秋に宛てがわれた初めての部下であったが白秋を初め敵視しており、その関係で朔と犀星は仲が悪かった。しかし白秋と犀星のみの任務にて白秋の強さを実感した犀星は態度を改め、それから朔との仲も良い方向へと向かっていく。今となっては心うちの話せる親友である。

太宰がポートマフィアを脱退するまでは「自分の命を助けてくれたのは白秋である」と思っていた様だったが、太宰の脱退で白秋の心情が少なからず変わったらしく、本当のことを朔に教えた。朔からすればどちらでも変わらず、自分を拾ってくれたことで、自分は今生きているのだから、と、今まで通り白秋と接している。

元はポートマフィアの先鋭部隊「朱欒」の三人組の一人であったが、現在は解散となっているため、犀星とコンビでの任務が多い。

異能力:港にて
効果:自身の意識する範囲で水を操る

水を生み出す、水蒸気を操る、氷を放つ、など、自身が明確に思考することが出来れば、その全てを可能とする異能力。云わば真珠抄の水のみの異能力であり、朔が白秋の弟子である意味は此処にもある。