鬼滅の刃
死ぬ覚悟を持った人は、私の傍にはいらない
|狐面と波の羽織を背負う、幼き覚悟の少女
竈門隊士の育手である鱗滝左近次による水の一門の一角。親しい者が命を落とすことを良しとせず、死んでもよいという覚悟をしている人間と親しくなろうとしない。三つの時に鱗滝に拾われ、四つで刀を握り、五つで呼吸を覚え、六つで弟子入りした。冨岡義勇や錆兎は兄弟子、真菰や炭治郎は妹・弟弟子にあたる。二年間を修行に費し、八つの時に鬼殺隊に入隊。一年で甲に上り詰めたが、柱になろうとはしていない。
人物録
誕生日:9月16日
年齢:16歳
身長・体重:155cm・44kg
出身地:東京府・不明
趣味:素振り、甘味処巡り
好きなもの:一門、刀
お相手:我妻善逸
|鬼殺隊での活躍
長い前髪から左目が顕になった時が、竜胆の「覚醒」の時
長い髪を一つに結び、伸ばしている左側の前髪の下、空のように薄い青である右目とは一線を画す何にも染まらない純白の左目が顕になる時、竜胆は最も強くなる。師から手渡された水と、自身の無意識下にあった炎を駆使して、自分の後ろにいる同年代の後輩たちを守るために苦心した。
観察記録
眼による“覚醒”
守るものが後ろにある時、守らなければならないものが害されている時に顕れる真白の左目により、覚醒する。
心優しげな鎹鴉
竜胆によれば、名前は「
自身が受け継いだもの、開花させたもの
受け継いだ水の呼吸と無意識下に発現させた炎の呼吸は相反する属性であり、両刀として使っているのが現状だが、竜胆は四年前から水と炎を組み合わせた新たな呼吸を作ろうとしている。四年間徐々に進んできた修業だったが、最近、ついに……?
雷に打たれたように花開いた“恋”……?
我妻隊士に初めて手を握られた時からドキドキしていた竜胆だったが、新人を守って重傷を負った竜胆が蝶屋敷で目覚めた時、真っ先に駆けてきて号泣した我妻隊士に、もしや……?
鬼殺隊内での評判
感情の起伏が激しいと言われがちな竜胆だが、その実プラスの感情しか激しく表に出ない。
錆兎「幼い頃からきゃらきゃらと笑う子だった」
八つの頃から隊士であるため、八年鬼殺隊に所属しており、キャリアが長い。また、大人に見えやすい。
善逸「同い年って感じがしなくてほんとにすごい」
鱗滝竜胆 会得呼吸
水の呼吸
会得するまで:師、兼養父である鱗滝左近次の元で兄弟子たちの修行を追いかけていたらいつの間にか習得していた。
鱗滝隊士の日輪刀
刃は薄い青から濃い赤へのグラデーション。薄青の側の方がやや押しが強い。そう類を見ない色であり相反する適正であるため、当初は様々な人間に珍しがられた。冨岡隊士からは「夜明けの色」と呼ばれる。
竜胆が生み出した独自の技拾参ノ型 『水明』
水明とは、澄んだ水が日や月の光で美しく輝いて見えること。研ぎ澄まされた剣技に反射する光が水面を照らし、相手の知らぬうちに頸を切る。「拾壱ノ型」を兄弟子が生み出したので、拾壱ノ型と名付けることは辞めた。拾弍ノ型は欠番。
鱗滝竜胆 会得呼吸
炎の呼吸
会得するまで:最終選別で例の手鬼と相対する際、無意識に会得したもの。
大正コソコソ噂話
幼い時に山に棄てられていたところを鱗滝左近次が拾い育てられることになるのだが、元々の両親は竜胆の目の前で鬼に喰われており、少々動くことが出来た母が狭霧山の近くに竜胆を隠し、自分は囮として表に出ていった。両親を喰った鬼を斬ったのは鱗滝だが、実のところ竜胆はそのことを理解しており、近いうちに鬼殺になる覚悟を決めている。これで齢三歳である。