──今は色々あって七々原隊と同じランク外なんだけど、でもすごく、強い人たちだ。そんなお姉さんとわたしは、結構二人で出かけることがある。
「ちょっと羽純ちゃん借りてくね!」
それはお姉さんからだったり、はたまたわたしからだったり。遠いところだったり、近いところだったり。今日はお姉さんから。基本的に重要な仕事が入っていたら、この日は無理だって事前に報告してるから。それ以外なら、いつだって。
「お姉さん!」
自分でも分かる。声が弾んでるって。ちょっと恥ずかしいけど、これもいつものこと。
一緒に居た佐鳥ととっきーにあとのことを任せて、お姉さんの運転するバイクの後ろに乗る。風を切る感覚が肌を滑り、近界民を倒している時のような気持ちになって、なんだか変な感じ。もう慣れてしまったかもだけど。
「お姉さん、今日はどこ行くの?」
「んー……どこ行こっか?」
「京ちゃん今月金欠って言ってたから、食べ物いっぱい買えるところ!」
結論から言えば、わたしはお姉さん──久川明海さんが、だいすきなのであった!