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私が悪女になりまして。
私、悪女になるそうです。
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「はじめまして神様です」
「〇〇です……?」
そう堂々と言ってのけた美少年につられて〇〇は頭を下げた。
〇〇はちょっと美少女、美少年が好きなだけのただのOLである。
なのになぜ自分がこんな場所にいるのか理解できなかった。
上も、下も、右も、左も、一面の白。
ただ、美しい少年が目の前で輝いているだけの空間。なにがどうしてこうなった。
キラキラと後光の光るその少年は申し訳なさそうに眉を下げながら言葉を続ける。
「誠に残念ですが、こちらの手違いにより輪廻転成の輪から〇〇さんは離脱してしまいました。そのためいくつかの選択肢からあなたの未来を決めてもらいたのです」
「……はぁ、えっと私、死んだ?」
「はい、ポックリと。」
思いのほかあっさりと言われたその言葉は嘘ではないようで、これはなんとも不思議な体験をしているなと〇〇は思う。

「選択肢その一、そのまま魂の消滅ここで待つ。
選択肢その二、全く関係のない世界に転生する。
選択肢その三、ある課題をこなし天界役人になる!
僕としてはオススメは3番です。一介の人間が解脱するチャンスを得るなんてと〜っても珍しいですし」
天界は超ホワイト企業ですよ!衣食住と娯楽は保障されますし、昇給制度も充実してます。なんて笑う自称神様は、ほかにも福利厚生やら職務内容やらを丁寧に説明してくれる。そんな訳の分からない状況に圧倒されながら〇〇は悩んだ。課題ってなんだろう。天界役人ってそもそもなんだ?なんていうか胡散臭いぞ?
「えっと……課題って?」
「ある人のお願いを叶えるお手伝いで、2年間ほど中学生をやってもらいます」
「ちゅうがくせい……?」
さらに胡散臭くなってきたぞ。お願い叶えるために中学生ってなんだか怪しいおじさんにあれやこれやされてしまうのではないだろうか?
これは無難に二番の方がいいかもしれない。〇〇は心を決めて、自称神様な美少年を見つめる。
「えっとにば「ちなみに天界役人はみんな粒ぞろいの美少女、美少年です」3番でお願いします!あ。」
自分の性癖に素直になりすぎたと気づいた時にはすでに遅く、出た言葉に目の前の神様は喜ぶ。
「よかった!なら2年間よろしくお願いしますね!お部屋にマニュアルが置いてありますからきっちり悪女のお仕事をこなしてください!」
「えっ、まって悪女のお仕事ってなに!?
えっ、体透けてる!?あっ、えっ!?」

「それでは天界役人採用試験を開始します。
かんばっていってみましょう!」



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