不具合(?)をうけての本音


 元々、万一のことを考えて文章データのバックアップはサイト立ち上げ当初から少しずつ進めておりましたが、急ピッチでその作業を進めました。そして、5月末の段階で既にフルバックアップが完了しました。
 いまは、これまで通りの運営ができる見通しです。今後は増分バックアップの手法で文章を保管していきます。

 この際ですので、サイト運営と活動について、いまの正直な気持ちを記しておこうと思います。


 例の不具合の時は、私も肝が冷えました。それで、皆様にもお伝えしておこうと思い「お知らせ」を掲載しました。
 2021/05/24の「不具合(?)」の詳細にある補足文は、
「できることはする。その上で、あいつ(Alice+様)と一緒に死ぬ覚悟もしてる。もし俺に何かあったら、俺のことは忘れてくれ」
という管理人の身勝手な思いの表れです。
 無責任な言い回しになってしまいましたが、サイトの他に近況を伝える手段がないため、もしものことを考えるとどうしてもそう言いたくなりました。

 というのも、何も不具合が起こるのはサーバーだけではありません。Wi-Fiルーターだけでも、パソコンだけでもありません。


 生活環境が変化すれば、執筆に割ける時間も変化します。そして、管理人も人間なので、いつか死にます。特にこのご時世ですし、そうでなくても、自分に何かあれば小説が完結しないことを常々痛感しています。きっと、どんな種類のクリエイターであれ、何かしらを作って発信する人なら、一度は考えることだろうと思います。
(勿論私はクリエイターでも小説家でもないですし、あれらを自分の作品≠ニ呼ぶことにもどこか抵抗を覚えますが……)
 物語を書き上げる前に亡くなったり、誰にも届けられずに生涯を終えた人も、世の中には山ほどいます。その時、一番無念なのは読者ではなく作者自身のはずです。

 ネット上に存在する匿名の物書きの宿命も、やるせない部分があります。
 例えば、もし、私が明日にでも新型コロナウイルスに感染して、持病の喘息をこじらせて入院し、隔離されて数週間後に死んだとしても、読者様にとっては「顔も名前も知らないどこかの誰かがまたコロナで死んだだけ」です。なんなら、死んだことを知る術すらない。連載は永遠に未完のまま、サイトだけがネット上に放置される。
 きっと、私も知らない内に誰かを失ってきたかもしれません。ネット上の交流には、こういう怖さも含まれると思っています。


 当サイトはあくまでただの素人個人による趣味サイトです。それ以上の価値を望んではいません。

 でも。
 だからこそ、こんなちっぽけな趣味サイトに過ぎないけれど、書きはじめたからには、読む人が0人になったとしても完結まで書くことを諦めないつもりです。楽しんでくれる人のため、という想いと同時に、自分との闘いでもあります。

 死ぬまで文章を書くことはやめないでしょう。それがCassAndraの管理人Cassieとしてなのか、あるいは二次創作や夢小説かどうかも、わからないけれど。

 応援してくださる方がいる、楽しみにしてくださる方がいる、そのことが日々わかるだけで、いまは十分幸せです。



 ただの不具合でこれほど身構える必要もなかったのかもしれませんが、日々考えていることを纏めるきっかけになりました。


 ギリシア神話はホメロスの「イーリアス」を掻い摘んで読んだくらいですが、カッサンドラはサイト名の由来のひとつでした。CassAndraは、誰にも耳を傾けられなくなったとしても、どこかで物語を綴り続けます。



  2021/06/14

管理人 Cassie



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