求める、求める
激しく求める。ただただ、獣に成り下がったように。
喰らって、喰らわれて、擦れる水の音が空間を支配するように響く。舌を絡めて、唾液が零れて。ずちゅずちゅと聞こえる音に煽られて腰が震える。
同じ顔がとろりと蕩けていて、下肢がどんどんと重くなっていく。
荒い息遣いの奥底でもうひとりが優雅に笑う。目の前の彼は完全に快楽に溺れた。辛うじて理性が繋がった一部分で視線を送れば、もっとどうぞ?と視線だけが告げてくる。
違う、そうじゃない。貫いている自分の気持ち良さは堪らないのに、もうひとつ、もうひとつが疼いて壊れそうになる。
アイリスが細くなる。唇からは音が出ず、腰が止まっていると指摘してきた。
もう後孔が切なくて狂いそうになる。けれどやっぱり即物的な快楽には底がない。肉壺にその身を埋めて深く息を吸う。彼独特の甘い香りが肺を満たして。
ああ、ダメだ。それだけでイッてしまう。
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