140文字お題まとめ
国・CoC・SW設定ごちゃまぜ
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貴方はえーにちで『それは寒い夜だった。』をお題にして140文字SSを書いてください。(92)
吹き荒ぶ風に負けず空を仰げば満天の星空。冷える手を擦り合わせて隣を見れば、月明かりに照らされた金が眩しい。視線に気付いたのか彼は此方を見て蕩けるように微笑んだ。
「月が綺麗ですね」
低い声で紡いでみればそっと肩を抱かれる。寒い夜に甘い温もりが心地好かった。
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貴方はにしろまで『どこまでも行くよ』をお題にして140文字SSを書いてください。(92)
堕ちろと言われりゃ何処までだって。知らない間に随分待たせてたみたいだから。その分の埋め合わせだなんて変な話だけど。なあ、お前にあげれるものは数えるくらいしかねえけど。
「どこまでだって、お前についていく」
そうやって服の裾を引いて、言うしか出来ないけれど。
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菊さんは“I love you.”を「抱きしめてもいいですか?」と翻訳するようです。(CoC)
触れることは、自らを相手のパーソナルスペースへと送ることだ。逆もまた然り。つまり、無意識にでもそれを許した相手にだけ、触れることができる。戦慄く唇を噛み締めて、ゆるりと微笑む。まだ、気持ちは隠しながら。
「あなたを抱きしめても、よろしいですか?」
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マシューさんは“I love you.”を「君といるときが一番自然体でいられるよ」と翻訳するようです。(CoC)
自然体ってなんだろう。自然とは、自然とは。生物学の教師はこういうところが理詰めでよろしくない。くしゃりと笑って向かいの君に声を掛けてみた。呼べばいつだって振り向いてくれる。君の中から、僕は消えてない。
「君といると、僕は自然体でいれるんだ」
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アルフレッドさんは“I love you.”を「“月が綺麗ですね”とでも言ってほしかった?そんなの言うわけないから。そんな言い方するくらいなら、愛してるって言うし」と翻訳するようです。(CoC)
回りくどいのは嫌いさ。だってそんなちゃちな言葉を君が望んだのかい?違うだろう?いつだって必要なのは事実。俺が君を愛してると言うことだけさ。そうだろう?
「あんな月を引き合いに出すくらいなら、君の目を見て好きだと言うよ」
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あなたはアーサーさんとキクで【先に待ってる / ささやかな抵抗】をお題にして140字SSを書いてください。(SW)
その日先に部屋に戻ったのはわざとだった。彼がモテるのはよく知っているし、それに嫉妬する大人げない自分も。ささやかな抵抗だ。そして、少しばかりの意地悪でもある。耳許で「先に待ってます」と吹き込んで逃げたのは、果たしてこのあとを求めていたからだろうか。
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菊へのお題は『I love youを訳しなさい』です。(CoC)
私は外国語という物に疎いですから。いつだって日本語。甘やかな耳障りのいい言葉は、私の貧相な唇に乗せることすら難しいのです。
「あいらぶゆう、お慕いしておりますよ」
発音が滅茶苦茶だと笑われたのははて、誰にだったでしょうか。…ええ、無論覚えていますよ。
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ルートヴィッヒへのお題は『僕以外に、満足しないように。』です。(CoC)
手の焼ける人だ。溜め息一つで許してしまうのだから相変わらず俺は兄さんには弱い。愛をもって接してくれるのだから文句はないが、少しは弟離れしてほしいとも思う。まあ離れたら離れたで寂しくなるのだろう。世界で唯一兄さんの弟は俺だけだ。俺以外に弟は見出だすなよ。
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アーサーさんとキクさんは『笑わないで聞いてね』をお題に、140字でSSを書いてください。(SW)
今から言うことを黙って聞いていてください。笑ってはダメですよ、私の一世一代の告白なのですから。目を閉じて。耳だけで聞いて。
「私だけの神様、私だけの愛しいアーサーさん。貴方が、貴方だけが欲しいのです」
形を変えた私の愛を、どうか、受け取ってください。
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マシューへのお題は『大切にしたいと傷付けたいをいったりきたり』です。(CoC)
多分甘えてるんだって自覚はある。大切にされてる自覚もある。だからその関係を大切にしたいけれど、時々考えてしまうんだ。終わってしまうその時を。僕だって大人だ、兄に、兄弟に甘え続けるのはよくないと解ってる。だから手酷く傷付けて離れてしまえなんて、酷い話だ。
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アルフレッドへのお題は『笑い飛ばしてしまいたかったのに』です。(CoC)
俺を差し置いて留学だなんて。自分の半身がもがれるような痛み。今までずっと、隣にいたくせに。なんで俺じゃないんだ。なんで君なんだ。留学なんてやめてしまえばいいのに。ずっと俺の隣にいればいいのに。照れる君を笑い飛ばしてやりたかったのに、それすら出来ない。
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ロヴィーノへのお題は『最果ての約束』です。(CoC)
汽車に揺られて、静かに目を閉じる。固く結んだてのひらの温度は、まだ少しだけ残っていた。俺は最高の料理人、お前は最高の職人。旅先で出逢っただけの奇妙な縁は、俺の人生を驚くほどあっさり塗り替えた。記者の最果て。そこに置いてきた約束は、絶対に果たすと誓って。
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菊へのお題は『嫌い、って言ってよ』です。(CoC)
なんでそんなに貴方は優しいんですか。なんで私に幻滅しないんですか。私は貴方が思うほど、好い人なんかじゃないんです。どろどろで、醜くて、今にも崩れてしまいそうなのに。優しくしないで。期待させないで。ねえ、お願いです。
「嫌いと、言ってください……!」
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キクがアーサーさんへ贈る花は十五夜草です。花言葉は「どこまでもついてゆく」(SW)
ほら、笑わない。貴方がこの花の言葉を知っているなんて知らなかったのです。ただ受け取ってくれるだけで満たされたのに。何で気付いたんですか、カッコ付け失敗ですよ、もう。でも改めて言わせてください、私だけの神様。
「この命在る限り、私は何処までも貴方と共に」
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キクがアーサーさんへ贈る花は薔薇(白)です。花言葉は「私はあなたにふさわしい」(SW)
自惚れです。知っています。けれど、こうでもしないと、貴方に臆病な私は逃げてしまうから。この白い薔薇と二本の刀を、貴方に。
「私は貴方を守るに相応しい」
その言葉の裏で私は転がした。貴方のきれいな心を穢すのは私だけだと言う、仄暗い優越感と背徳感を。
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