さよなら、またいつか逢える日を(加+諾?)
僕は見えない。僕はいない。僕は、僕は?
当たり前の日常を壊したのは、少し気だるげな人だった。話したことはなくて、この空間を共有して漸く、少しだけ打ち解けられた。
いろんな話をしたよね。楽しいこと、悲しいこと、嬉しいこと、困ったこと。たくさん、たくさん。もうひとつひとつは思い出すことが出来ないけれど、僕はお友達になれて嬉しかったんだ。
君はどうだったんだろう。お友達だと思ってくれたかな。思ってくれたら、いいなあ。
だからね、僕は君が道を踏み外すなら許さない。
その手を引っ張って、こっちへ引き戻す。嫌われる覚悟だって出来てるよ。嫌われるのは悲しいけれど、それは仕方のないことだから。どんな手を使っても、独りぼっちになんてさせてあげない。他人(ひと)の気持ちを見ないふりなんて、させてあげない。
僕はあの超大国の兄弟なんだよ。知ってたかな、意外と頑固なんだ。言い返せないし、言い返す言葉だって持っていないけれど、僕は君の為にいくらだって傷付くつもりだ。
「さよなら、ノルウェーさん」
だから、この手を放して元いた場所へ。
君のいる場所は見えない「ここ」じゃない。手を振って待ってくれているあの場所だよ。
さあ、いってらっしゃい。
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