繋ぐ(アルフレッド)
最初はただの違和感だった。
ただ、喉が痛くて咳き込んだら羽根が手の中に一枚。何処かで間違えて飲み込んだのかなと楽観的なことを考えていたけれど、それは間違いで。
例の夢を見る度に、一枚、また一枚と夢の中から溢れてきたように俺のナカから羽根が零れ落ちていく。
その違和感と痛みは苦しみを伴うのに、どうしてもそれを嫌だと思うことは出来なかった。
だってそれは、俺と夢を繋ぐ唯一の手掛かりなんだから。
だから俺は今日も皆に隠れて羽根を吐く。震える背を撫でる手はなくて。この羽根を握りしめて必死に嗚咽を抑えるしかなかった。
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