【ボヌフォワ家】
「(掃除道具を納屋に仕舞い終わってリビングのソファに沈み込み)……ひとりじゃあれは大変だよ。でも、綺麗になってよかったね」
「(首にかけていたタオルで額から流れる汗を拭い)本来ならひとりで2日3日かけてやってたからね。アルフレッドが居てくれて助かったよ」
「(照れ臭そうに頬を掻き)そ、そうかい?それなら、着いてきた甲斐があったよ……(フランシスの邪魔をしないようにそそくさとソファの端に座り直し)」
「(冷やしていたボトルとグラスを運びリビングのテーブルへ置き)肉体労働的にもってのもそうだけど気持ち的にも楽になれたよ。…どうしてもひとりだと余計なことを考えてしまうからね(淡々と話しながらボトルの蓋を開けグラスに珈琲を注ぎ)」
「フランシス……(淡々とした様子に胸がちくちくと痛んでいることから目を逸らしてグラスへ注がれるコーヒーを眺め)今は、俺がいるから……平気かい?」
「(入っていた氷がからんと涼し気な音を鳴らすと同時に顔を上げ)…ああ、平気だよ。おかげさまでね(にっこりと綺麗な笑みを披露し)」
「……(無言でフランシスの裾を引っ張ると隣に座ることを促し)」
「?どうしたのアルフレッド(首を傾げながら促されるままに隣に腰掛け)」
「(隣に座ったことを確認するとぎゅうっと抱き締め)……フランシスが、何処かに消えちゃいそうな気がしたんだ……」
「…(一瞬アイリスを大きく見開くもすぐに穏やかな表情を浮かべ)…大丈夫、俺はここに居るよ(ぽふぽふと頭を撫で)」
「うん……うん、君はここにいる……(確認するように息を吸い込んで首筋に顔を埋め)」
「……(背中に腕を回し抱き締め返しながら天井をぼんやりと見つめ)」
「……ッ、痛……っ(匂いを擦り付けるように頭を動かしていたが一瞬感じた脇腹の痛みに小さな声を漏らし)」
「(アルフレッドの声にはっと我に帰り)アルフレッドどうし……あの時に怪我してたの?」
「わかんない……(フランシスを解放して痛みを感じた部分を確認しようと服を捲り上げ)……棘が刺さってる。気が付かなかったよ……(小さな触手の棘に眉間にシワを寄せ)」
「…っ、(突然の露出に息を呑みながら冷静になるように思考を回し)このまま刺さってたら傷口に菌が入り込むかもしれない。痛いとは思うけど棘を抜いて消毒しよう」
「それが一番だよね……(棘を抜くのに邪魔なのかシャツを脱ぎ捨ててソファの背凭れに引っ掛けて影を棘に纏わせ)……一気に引き抜いて大丈夫かな、これ」
「あの男の遺体を見たけど棘自体に返しとか毒といった細工はないから問題ないと思うけど…(無防備にさらけ出される体に鼓動が高鳴るを胸元を握りながらぐっと抑え)」
「OK,じゃあ……抜くね(影が棘を掴んで慎重に引っ張り)……っン、ぅ……ふ……ッ!(引き抜く過程で鼻に掛かった吐息が零れ落ち)」
「……(いたたまれない様子で視線を逸らしながら治癒促進の影の花を生成し)」
「っあ!!(ずるりと棘が抜けてフランシスに凭れ掛かり)お、思ったより……深かった……」
「そ、そっそうみたいだね。ほら回復してあげるからっ(所々吃りながら治癒の花を怪我をした箇所に咲かせ回復を促し)」
「(大人しく治癒の花にる治療を受けると誘われるようにフランシスの顔を見上げ)……フランシス、……キス、していい……?」
「へ?(予想外の言葉に思わず素っ頓狂な声が漏れ徐々に頬が紅く染まり)…う、うん。いいよ」
「ン……(治癒と痛みが脳内麻薬を生み出してぼうっとした状態でゆっくりと唇を重ねて下唇をあむあむと食み)フランシス、……君とのキスが、いい……」
「んぅ…っ(下唇を咥えられ鼻から抜けるような息が漏れ)っは…俺でお前が癒せることができるなら…ん、よろこんで(抵抗することなくされるがままに)」
「(下唇を吸いながら仔犬がミルクを舐めるように舌を伸ばして唇を舐め)さっき、の……凄く、気持ち悪くて……でも、君と、キスすると……気持ちいいんだ……」
「…(期待を寄せてしまう自分を律するように回していた片腕がぐっと拳を握り)知らない人に、それも無理矢理されたら…気持ち悪いのも、…ン…無理ないね」
「っ、ふ……(唇を離すと動きの鈍いフランシスを片手で押し倒して両手を影のリボンで縛り)……フランシス、ごめん……ごめん……っ、俺、今……最低なことしようとしてる」
「(特に抵抗することなく大人しく押し倒され)…アルフレッド?(ぱちぱちとアイリスを瞬かせて空色を見上げ)」
「(キスで劣情が吹き上がって瞳を歪め)……っ、フランシス……好きだよ。だから、だから……っ!(フランシスのズボンを外そうとベルトに手を掛け)」
「!?あ、アルフレッド!?(ぎょっとアイリスを見開き内股を閉ざすように脚を擦り合わせ)」
「(影でフランシスの上半身を押さえつけ)ごめん……ごめんなさい……っ!俺、許されないことしてる……ッ!(ベルトを外すと慣れない手つきでズボンを引きずり下ろして下着の上から性器を撫で)」
「っ!!(外気に晒され直接的な刺激にぎゅっと片目を瞑り)アルフレッド、お前何しようとしてるのか分かって…」
「(顔を近付けて泣きそうな顔で下着越しに性器を舐め)分かってる……っ、分かってるよ!フランシス……俺、俺……っ、さっきの奴と同じこと……してる……っ」
「っう!!(敏感な箇所を舐められ体を大きく揺らし)…んで、こんなこと…」
「ッ、だって……フランシスが……っ、好きだから……っ!(下着の色が変わる程に舌を這わせて大きな反応を示した部分を執拗に刺激していく)」
「んっ、ぅ…!(引き出される快楽に口を閉ざして声を漏らさないように鼻で呼吸し)…アル、フレッド。これ、離し…(拘束する影を解くように声を掛け)」
「(ちらりと目だけが影を見つめると右手を上げて影を自身の手のひらに戻し)……ン、ふ……っ(ぴちゃぴちゃと水音を立てながら舐め)」
「っは…(はくはくと息を吐きながら開放された手で口元を覆い)るふれ…ど、汚れちゃうよ」
「(ふるふると首を横に振って下着をずり下ろすと直接性器を舐め)汚れ、ない……フランシス、のだもん……」
「っ(下着からぶるりと揺れて先走りを垂らしながら贈られる刺激に体が断続的に震え)っ…んな、ヤケになったら…っん、ダメだってば…っっ」
「っは……ンン、やけに、なんて……なってないんだぞ……っ(歪んでいた瞳が次第に熱を帯びて蕩けるようにカリ首の部分に舌を這わせ)」
「っ!?っは…ぁ、っっ…!(じわりと目尻から生理的な涙を滲ませ質量が増していく性器の感覚に次第に息が甘くなっていく)」
「(垂れてくる蜜を啜るように舐め取って影が蠢き)っふ、フランシス……っ、きもち、よさそう……ッ(幸せそうな声で囁いて無我夢中で奉仕を続け)」
「まっ…!も、出るっ出るから離れ…っ!(限界を覚え股間に顔を埋める顔に出すまいと必死に耐えながら力ない腕がアルフレッドの頭を引き剥がそうと抵抗し)」
「(ぶんぶんと拒否するように首を振り)フランシスの、ちょうだい……(両足に手を巻き付けて離れないようにしがみつきながら刺激を続け)」
「!!出っ、…〜〜〜っっ!!(腰が浮くほどに体を大きく揺らすと同時に大量に射精し全てを吐き出すと体がゆっくりとソファーへと沈み込む)」
「ンッ、んんっ!!(顔面に多量の精を受けながらソファに沈んだフランシスに顎から伝う白濁がぽたぽたと零れ)」
「…っ(射精後独特の倦怠感に呼吸を整えながらアルフレッドを見上げ)ごめ…沢山、出しちゃった…」
「(髪から滴る白濁を舌を伸ばして舐めて飲みながら)……フランシスの、たくさん出て……気持ちよかった……?」
「…、…!!(ぼやけていた視界が開けると白濁が髪や顔に大量に付着した幼顔がクリアに映りがばりと勢い良く上体を起こし)あっアルフレッド!早く!早くシャワー浴びよう!!固まったらとれなくなっちゃう!!(アルフレッドの両肩を掴み必死に訴え)」
「シャワー?……(悦楽に呑まれたまま肩を掴まれてぼんやり首を傾げ)フランシスが洗ってくれるのかい?」
「洗う!ほら洗ってやるから!!(罪悪感に呑まれ自身が何を言っているか無意識な様子)」
「(ふにゃりと笑うと身体を預けるようにのし掛かり)フランシス……綺麗にしてくれよ?」
「も、もちろん!!責任を持って俺が綺麗に洗ってあげ…あれ、これってまた俺理性のピンチ?(真顔)」
「……(理性と聞いて目を瞬かせ)フランシス、……その、お、お尻……?挿れても、いいんだぞ……(昼間に襲われた時に後孔に挿入されそうになって察した様子)」
「ふあっ!?(突然の提案に本日何度目かの素っ頓狂な声を上げ)い、いやそれはそ…あ、あれだよ。本来はそこはそういったものに使うわけじゃな、ないしね!何よりアルフレッドが辛いだろうし!!」
「(のし掛かって尻の割れ目でフランシスの性器を刺激し)……お、俺だって襲われて理解したんだぞ。お、男がその、せ、……セックス、するのは、お尻使うって。……その……俺は、フランシスと……したい、よ……」
「!!(ごくりと喉を鳴らし性器を刺激する感覚に昂りそうになるのを堪え)…と、にかく。先にシャワー浴びよ?もう髪にこびりつきかけてるよ(白濁が絡みついたブロンドを優しく梳き)」
「(髪を梳かれてうっとりと目を細め)……うん、シャワー浴びよ……フランシスの、流しちゃうのは残念だけど……」
「っ、(アルフレッドの言葉に舞い上がる気持ちを抑えるように唇を引っ込め)…さ、さあ!そうと決まればバスルーム!バスルームへ行こうじゃないか!!(やんわりとアルフレッドを自身の上から退かすと腕を引いてバスルームへと早足で連れ出し)」
「うわっ、と、と……っ(まだ液体の白濁が床に滴っていくもののフランシスに手を引かれ)……フランシスに髪、洗ってもらうの……久し振りだなあ」
「それこそ子供の頃以来じゃない?昔のお前は髪洗うの嫌がってて俺がいつも洗ってやってたもの(ちらちらと後方のアルフレッドと前方に視線を向けながら歩みを進め)」
「だって、泡が目に入って痛いんだぞ。それに……ぐずれば、フランシスが洗ってくれるし……(耳を赤くしながら呟き)」
「…へ?(アルフレッドの言葉に思わず歩みを止め振り返り)」
「……シャワー中だけでも、フランシスを独り占めできるし……(もにょもにょ)」
「……(徐々に言葉の意味を頭が受け入れそれに比例して頬が紅く染まり上がっていく)」
「ふ、……フランシス?そんな理由で……怒ってる?(黙ってしまって恐る恐る訊ね)」
「(自身の態度に不安を感じているのを察知し)いやいや!…とんだ小さな策士が居たんだなと微笑ましくなっただけだよ」
「(ほっと吐息を漏らすと握られた手を恋人繋ぎのようにもぞもぞと変え)……君の幼馴染で、マシューの兄貴だからね(はにかみ笑いを浮かべ)」
「……俺の理性頑張れ超頑張れ(真顔のまま小さく呟き)」
「フランシス?……っつ、あ、や……ごめ……(慌てて手を離し)急にこんな触り方したらダメだよね」
「いや、その…っ(離れていく手を繋ぎ直し)このままでいいよ(安心させるように微笑みかけ)」
「……む、無理してないかい?その、さっきも俺が勝手に……(もごもごと口の中で言葉を転がしながら視線を泳がせ)」
「無理なんてしてないよ。それともアルフレッドが無理してたりしてる?(繋いだまま小首傾げ)」
「!?(ぶんぶんと勢いよく首を横に振り)無理なんかしてるもんかっ、だっ、だって……フランシスの傍にいられるから……(空色が涙の膜を張って潤み)」
「ほらほら、泣かないの(ぽふぽふとあやす様に頭を叩き)大丈夫。ちゃんとフランシス兄ちゃんがばっちり綺麗にしてあげるからさ(ウインク)」
「な、泣いてないっ(頬を赤くしながらもウインクに胸が高鳴って握り締めた手に力を込め)……うん。全部綺麗にしてほしいんだぞ……」
「よ、よしっ。善は急げだ。早いとこ色んなもの流しちゃお!(最後の言葉の意味を深く捉えないようにしながらバスルームへ向かう歩みを再開させ)」
「あ、わっ、っとと!!(勢いよく歩き出して追い掛けるように足を動かし)」
「(脱衣所の扉を開くと繋いだ手を離し)そこの籠に洗濯物入れてよ。後で洗っておくからさ(言い切る前に自身のワイシャツのボタンを開いていき)」
「(倣うように衣服を脱いでぽいっと籠に投げ)……フランシス、替えの服ってあるかい?(あっさりと全裸になりながら訊ね)」
「(惜しみなく露わになった裸体を直視出来ず視線だけを逸らし)来客用のがあるからそれに着替えたらいいよ」
「来客用ね。よっ、と……(すべて服を投げ込んでからフランシスの胸元がちらりと見えて視線が泳ぎ)」
「んしょっ、と、…?(ワイシャツを脱ぎ捨て額に垂れてきた後ろ髪を掻き上げると視線を送られていたことに気付き)?どうしたの?」
「……ふ、フランシスの……(バタバタと激しく泳ぐ視線を定められずにぐっと喉が鳴り)裸が、セクシー……で……その……」
「へ?セクシー…っっ(ストレートな褒め言葉に顔が再び熱を持ち)」
「っつ、さ、先バスルーム入るからねっ!!(高鳴る鼓動に振り回されて慌てながらバスルームのカーテンを開き)」
「あ、…(あっという間にバスルームへと入っていった背中に伸ばした手を虚しく下ろしていき)…綺麗にしてやるとは言ったけど、俺色々大丈夫かな」
「(バスタブの中にぺたりと座り込み)……好きって、こんなに胸がドキドキするんだ……(左胸を押さえてバスタブの縁に頭を預け)」
「……。……落ち着け、落ち着け俺。昔と同じ。昔と同じようにやればいい。そこに変な感情を持ち合わせるな。アルフレッドはそういうのを期待しては…(自分に言い聞かせるようにぶつぶつと呟きながらズボンを籠に脱ぎ捨て)」
「(高鳴って暖かい胸を押さえたまま静かに目を閉じ)……フランシス、好きだよ……君も、そうだといいな……(独り言のように優しい声で囁き)」
「ふう…(一呼吸置き気合を入れるように頬を叩き)…よしっ。…アルフレッド、入るよー(カーテン越しにアルフレッドに声をかけ)」
「(静かに目を開け)うん、入っていいんだぞ。……それに、気にしないで入ってきなよ(くすくすと笑い)」
「それもそうだね。じゃあお邪魔しまーすっと(カーテンを開き努めて平常心を保ちながらひたひたとバスタブへと歩み寄り)」
「(頭を上げるとフランシスを見上げて身体の力を抜き)出た方がいいかい?それとも、この中で平気?」
「ん、平気平気。先に自分の体洗ってから中に入るから(バルブを捻りお湯が出たのを確認すると頭からかぶり髪を片手で撫で)」
「(シャワーを浴びるフランシスをじっと見つめ)……フランシス、凄く……セクシーだね(両手で額縁を作ってその中にフランシスを納めて溜息を吐き)」
「…ふへ?(シャワーに打たれながらアルフレッドの方へ振り返り)セクシーって…別に特別な事も何もしてないんだけどなあ(普段の緩やかに拡がる髪が水分を吸い毛先から幾つもの水滴が生まれ床へと吸い込まれる)」
「いや、そうやってるだけで……画になるよ(尊いものを見たように優しく甘く囁くと手を伸ばしてシャワーに打たれる頬を撫で)……好きだから、なのかな?」
「…!!(触れられた頬の感覚に小さく体を揺らし)あ、アルフレッド…?」
「(頬を撫でながら首を傾げ)うん、なんだい?」
「っ…(無意識に呟かれた言葉と理解した瞬間に昂りそうになるのを耐え)ひ、人に見せられるような綺麗な身体じゃないよっ。今は背中は何も無いけどちょっと前まで痕とか残ってたし!(アルフレッドに背を向けるように回れ右をし)」
「……(背を向けられて指を背骨に這わせ)痛かったろ……?でも、傷痕があっても俺は君のことが好きだよ。だって、フランシスだから(噛み締めるように呟いてツツツ、と背中全体を撫で)」
「っん…!(背中を撫でられ擽ったさに再び身震いし)っ…今日のアルフレッドは随分と情熱的だね」
「(ふるふると首を横に振るうと頬を背中に押し当て)……君が好きで好きで堪らなくて、気持ちが抑えきれないんだ……ふたりきりだから、余計に……」
「……(背中に触れる頬の柔らかさとただ自分を喜ばせるだけの言葉にはくはくと息を吐き)…あ、…ありがとうアルフレッド。俺もアルフレッドが好き、だよ(絞り出した言葉に真実と曖昧さを含ませ)」
「ああ……夢みたいだ……フランシスが、俺を好きだって……(擦り寄せた頬に熱が溜まり)夢なら、醒めないで……」
「(期待してしまう気持ちを落ち着けるようにぎゅっと目を瞑り)…大袈裟だよ、ほんと」
「(バスタブから身を乗り出してフランシスを背後から抱き締め)大袈裟じゃないよ。……心臓がこんなに煩いんだ(胸を背中に押し付けて心音をゆっくりと響かせ)」
「…っっ、…とだ、伝わってくるよ(肌に伝わる鼓動にアイリスを細め)」
「フランシス……好き、好きだよ……愛してるんだ……同じ気持ちなら、振り返ってほしいよ……(抱き締める腕の力を緩めて懇願するように囁き)」
「っ!!(ひゅっと息を呑むと勢い良く振り返り)アルっ…っっ!!(目が合った瞬間に息を奪うように唇を塞ぎ)」
「っんむ!!(不意打ちのように唇を塞がれて空色が大きく見開き)ン、ふ……ん……ッ(僅かに唇を開いて舌を差し出し)」
「ん…ふっ、は(両頬に手を添え差し出された舌を絡み合わせ)…ア、ルフレ…好きだ、っ…愛してるっっ(積年溜め込んでいた感情を口付けの合間に吐き出し)」
「ッ、ふら……っ、んぅっ、俺、ぉ、れも、愛し、っは……っ(愛を吐き出されて喜びのあまりに涙が頬を濡らし)」
「は…んっ、う(分泌される唾液同士を交換するように水音を立てながら舌を絡め続け)ゆ、め…みたいだよ。お前と…ンっ、愛し合えるなんて…っっ」
「んっ、ン、は……(絡み合った舌から零れる唾液を従順に飲み下し)ゆ、夢じゃ、な……っ、おれっ、もフランシス……っと!(影が幸福を感じて興奮するように揺れ)」
「っ…は、(銀糸を繋げて舌を離し唾液の付着した唇を指で優しく拭い)アルフレッド…愛してる。何年も前から俺はお前をただの幼馴染じゃなくて、恋愛対象として見ていたんだ(決心した様子で心境を吐露し)」
「ッ!!(吐露された言葉に喜びを隠さずに抱き締め)フランシス……っ、俺もっ、俺も愛してる……っ!(全身で愛を表現するように身体を擦り寄せ)」
「ん、(壊れ物を扱うように抱き締め返し肩口に顎を置き)…ごめんね。想いを伝える前にお前に色々と手を出しちゃって」
「(ふるふると首を横に振り)……いいんだ。だって、俺も君が好きだから。フランシスになら、何をされたっていいよ」
「ばか(額同士を合わせ)何をされてもいいなんて言葉、おいそれと使っちゃダメだってば」
「(首に腕を絡め)君以外には使わないんだぞ。……君だから、言うんだ」
「……アルフレッ…くちゅんっ!(甘い雰囲気が漂う中間抜けなくしゃみがバスルームに響き)」
「……ぁ、ふ、フランシ……っしゅん!(釣られるようにくしゃみをすると頬を掻き)……バスルームは冷えるから、暖かいところで……続き、しよ?(精一杯誘うように囁き)」
「そ、そうだね。とりあえず体洗ってから続き……うん、続きしよっか(言葉の意味を理解したのか口元を手で覆いながら視線をさまよわせ)」
「(同意を得られて満足そうに微笑むと口元を覆ったフランシスの手の甲にキスを贈り)……君の部屋に、行っていい?」
「!?(口元から手を離しごくりと息を呑みながら)…い、…いいよ」
「……よかった。断られたらどうしようかと思ったよ(幼さの中に甘さを滲ませながらコックを捻ってシャワーの湯量を調節し)……そうと決まったら早く君の部屋にいきたいんだぞ」
「(シャワーが背中に跳ねる感覚にアイリスを細め)…流石に今はの俺はただ部屋に招き入れてタダで帰すってのは出来ないからね」
「わ、分かってるよ……俺だって、そのつもりだし……(唇をもにもにと動かしながらも意味を理解していると表現し)」
「………アルフレッドのえっち(ぼそり)」
「っ!?……あ、いや……その、えっと……(激しく動揺して慌ててバスタブから抜け出し)お、俺先に部屋行ってる!!(身体を流すという行程がすっかり抜け落ち)」
「……(慌ててバスルームから出るアルフレッドをぽかんと見つめ)いじめすぎちゃった、かな?…ああ、舞い上がりすぎだろ俺(バスタブの縁に顔を伏せ)」
「(きちんと拭かずに緊張の面持ちで廊下を走ってフランシスの私室の扉を開け)……っ、じゅ、準備って何すれば……お尻、だから……えっと、えっと……(混乱状態でベッドに飛び乗ってごろごろと回り)」