クトゥルフしようぜ!

【フランス 世界会議後会場】

仏「はーい皆大好き世界のお兄さんだよーん!今日も野郎しか居ない会場でお兄さんテンション下がっちゃうけど野に咲く花のようにアスファルトに咲く花のようにこの場を華やかに盛り上げちゃうんだからね☆(ウインク)」
米「わー(激しい棒読みで拍手)」
西「相変わらず御託が多いでフランスー(ぱちぱち)」
加「え、えっと……拍手すればいいのかな?(クマ次郎の手をぱちぱちさせながら)」

伊「フランス兄ちゃーん、言われた通りちゃんとお菓子持ってきたよー(大きなバスケットをテーブルに乗せる)」
南「ったく、人使い荒いんだよこのやろー(そう言いながらも律儀に紙袋からお菓子を取り出し)」
普「お、イタリアちゃんとお兄様お手製か?(ひょこりと伊兄弟の後ろから覗き込み)」
伊「うん!兄ちゃんと俺とで頑張って作ったんだあー。えっへん(得意げな笑みを浮かべる)」
南「これくらいできて当然だしな!(踏ん反り返りながら)」
日「ああ、イタリア君たちは本日も可愛い(口元を手で覆いながらスマホ連写)」
独「ふむ、イタリア達の手作りならば間違いがないな(心成しか嬉しそうにまじまじと並べられた菓子を眺め)」
仏「いやあ助かったよ2人共。大食らいが居るからお兄さんの作ったのだけじゃ足りないと思ってさ!(お洒落な柄の紙袋を取り出しながら)」
英「なんだ、そんな事なら俺もスコーンの1つや2つ作ってきたものを…」
米「君は皆をホスピス送りにしたいのかい?(真顔)」
諾「むしろ火葬場に送るつもりけ(真顔)」
英「何でだよばかぁ!(ブワッ)」
露「イギリス君、君のスコーン美味しくないからみんな要らないってさ(追い打ち)」
西「せやからフランスも自分に頼まんかったんやろ、察しいな(トドメ)」
英「お前ら…(イギギギギ)」
日「み、皆さんあまりイギリスさんをいじめないでください……」
仏「坊ちゃんの料理が壊滅的なのは置いといてさ。ほらほら皆で持ってきたお菓子食べちゃおうよ。ね?(苦笑いを浮かべながらテーブルにお菓子を拡げる)」
普「んだな。イギリスの料理が不味いのは今に始まった事じゃねえし(テキパキと取り皿やフォークなどを配る)」
米「イッタダキマース!(手掴み出来そうなお菓子を目敏く発見してつまみ食い)」
伊「日本ー!また俺の家のお菓子の写真撮るでしょー?だったら俺も一緒に写るー(プチケーキの乗ったお皿を両手に持ち自身の前に差し出しながらウインク)」
日「あわわ……かわ、かわ……可愛いっ!!!(イタリアの様子にいたく感激して激しく撮影を始める)」

普「んー(指についた生クリームを舐めながら)フランス、これで人数分に分けれたぞー(均等に分けられたカットケーキをテーブルに置き)」
独「(丁寧に個数を確認し)ふむ、このプチシューはひとり3個計算で2個余るようだ。後で食べたい奴が持っていくといい」
仏「さっすがドイツとぷーちゃん。気が利くねえ。……どっかの食べる専門な超大国に見習って欲しいもんだよ(やれやれと肩を竦め)」
米「ほんふぁふぁい?(口の中にマドレーヌを詰め込みながら)」
加「アメリカ、お行儀悪いよ(アメリカのお皿に1口サイズのお菓子を乗せながら)」
仏「カナダ、これお兄さんのお勧め。お一つ如何かな?(カナダの方にプチシューが乗った皿を差し出し)」
加「わあ……美味しそう!Merci.フランスさん(嬉しそうに微笑むとぱくりと頬張り)……んーっ、甘くてメイプルに合いそう……」
仏「でしょー?カナダの口には合うと思ったよ(くすくすと笑いながら愛しげにカナダを見つめ)」
米「むー……っ(悔しそうに頬を膨らませてショコラを頬張る)」
仏「(アメリカの方へ振り返り)アメリカ、がっつきすぎでしょ。よく噛まないと太る…あ、もう太ってるか(にやにや)
米「余計なお世話さ!(んべっと舌を突き出し)」
仏「はいはい。余計なお世話ですいませんでしたーっと(アメリカの口元についてるチョコを指ですくい)…うん、美味しい(すくいとったチョコを舐めとる)」
米「……(反論しようと思ったが目の前で行われた行動に思わずフリーズ)」

日「(連写を終えて満足そうに汗を拭うと三人の様子に気付き)……ふふ、良いですねえ」
英「…付き合ってる割にアメリカとカナダとの態度が違いすぎないか、あの糞髭(フランスを睨みながら)」
日「好きな子ほど苛めたくなっちゃうという心理でしょうか?ああ、でもあれがフランスさんなりの愛情表現なのですよ(くすくすと笑い)」
普「愛情表現ねえ…。なんつーか策士だよな、フランス(頬杖をつきながらぐびりとワインを飲み)」
独「策士?……駆け引き、と言うやつか?(プロイセンが飲み干したグラスにワインを注ぎ足し)」
諾「駆け引きねえ。そだな高度な事しでたらこだに回りくどく2人をおとさねえだろ(空っぽのグラスを覗き込みながら)」
英「……(腕を組み考え込みながら)確かに」
日「フランスさんは我々の中でも愛や恋に関しては群を抜いていらっしゃいますものね(こくこくと頷き)」
伊「愛の国だもんねーフランス兄ちゃんは(ゆらゆらと揺れながら)」
西「親分は情熱の国やで!(ドヤァ)」
南「……(そうだなとしか突っ込めないのでどうしようかと悩み、取り敢えずそうだなという顔)」
英「……(突っ込むのが今面倒臭いから誰か突っ込めよって顔)」
普「いや今それ関係ねえし知ってるわ!(ツッコミ)」
露「あ、やっぱりスペイン君のツッコミはプロイセン君なんだね」
諾「フランスは今居ねえからな。消去法で行くとそうなるよな」
西「え、親分変なこと言った?(きょとん)」
日「えーっと、……変ではないのですが(視線を泳がせ)」
英「日本、ほっとけ。こいつは都合の悪い所はシャットダウンするから正論を説いても無駄という話だ(肩ポン)」
日「あ、あはは……(苦笑で誤魔化しながらイギリスの方へとそそくさと移動)」

仏「なになにー?お兄さん達がいない所で盛り上がっちゃってー(北米兄弟の腕を引きながら日本達の方へ歩み寄る)
加「わっとと、(腕を引かれて少しだけつんのめり)」
米「(抵抗することもなく引かれ)ヒーローをのけ者はよくないんだぞ!」
西「あんなあ、フランスは愛の国で親分は情熱の国なんやで!知っとる?」
仏「知ってる、知ってた(真顔)」
米「今更過ぎないかい?(真顔)」
伊「アメリカは自由の国だよねー?」
米「自由と移民の国だね!(どやぁ)」
日「イタリア君とロマーノ君は美食の国、でしょうか?」
伊「それよく言われるー!あと可愛いベッラの居る国でもあるよ(ウインク)」
南「ジェラートも超美味いしな!(好い笑顔)」
伊「この時期のジェラート美味しいよー。あ、ドイツドイツ!今度新しく出来たジェラートのお店行こうよ!俺、案内するー(ドイツの腕に抱きつきながら上目遣い)」
独「む、それはいいな。今度の会議の後にぜひ連れて行ってくれ(当たり前のようにイタリアの頭を撫で)」
南「知ってるかお前ら、これで付き合ってねえんだぞ(真顔になりながら小声)」
普「ううっ、ヴェストとイタリアちゃんが可愛すぎて尊い…(顔覆い)」
仏「ぷーちゃんが推しカプの絡みを見た腐女子のような反応について(真顔)」
日「もう二人の関係性は二の次で可愛すぎますって……(震え声)」
伊「!(腕に抱きついたまま日本の方に振り返り)日本も今度行こうね!ヴェヴェ〜、3人でお出かけ〜(ふへへっと嬉しそうに口元を綻ばせ)」
日「あああっ、可愛い!!!!(顔覆い)」
米「コイビトがこうなってることについて、イギリス何か物申すことあるかい?(フォークをマイク替わりにしながら)」
英「悶えている日本もなかなか…(ふむっと顎に手を添え眺めている)」
米「……(あ、ダメだこれという顔)」
諾「……(今更だろって顔のままアメリカの肩ポン)」
露「……(僕は分かってたよという真顔)」

西「日本の家はやっぱSamuraiやNinjaのイメージやなあ。けど親分、日本の家には何度か行っとるけどどっちも見たことあらへんなあ(不思議そうに首を傾げ)」
日「(手を離して苦笑し)皆さん、未だに表舞台にいると勘違いしておりますねえ。……侍も忍者も、今では時代の陰に潜んでいるのですよ」
米「!!!つまり、Ninjaは実在した!?」
日「申し訳ありませんが、秘密事項です(しぃっと自身の唇に指を当て)」
普「ケセセセセッ。俺様は見たことあるけどな(胸を張りながら得意げな笑みを浮かべ)」
加「えっ、プロイセンさん見たことあるんですか!?(思わず食いつく)」
伊「あれ、俺も見たことあるよー!(元気よく手を挙げ)」
米「マジで!?」
伊「と言うかね日本が実はNinjaなんだよね!俺前に日本が普段よりも素早い動作で撮影してるの見たんだ!あれって忍術って奴だよね!?(目をきらきら輝かせながら興奮気味)」
日「ふふふ……忍者は自らを忍者と公言しないのですよ……(どやぁ)」
伊「そっかー。闇に潜んで生きるんだよねNinjaって。カッコイイなあー」
南「でもよ、Ninjaってあれだろ?細い棒投げたり、煙幕張ったり、水の上歩くんだろ?(興味深そうな様子)」
日「ああ、もう爺なのでその辺は出来ませんねえ(皆の反応が面白いのかいつもより表情筋が緩い)」
普「俺様が見たNinjaやSamuraiはお兄様の言う通り煙幕出したり手裏剣や刀使ったり壁に同化してたけどな!(ドヤァ)
南「ナ、ナンダッテー!?」
諾「どこで見たんだそれ(表情は変わらないが興味があるのか目はどこか輝いている)」
露「プロイセン君、僕も聞きたいなー!(明らかにわくわくした様子)」
普「んと、太秦映○村ってとこ。すんげえんだぜそこ。近代化が進んでる爺の家なのにそこだけ俺様達の思い描く日本があったんだよ!(拳をぐっと握り力説)」
日「あっ(察し)」
米「なにそれ行きたい行きたい!(全力挙手)」
伊「俺も行きたーい!(ぶんぶんと手を振りながら挙手)」
英「……確かそこって撮影y」
日「イギリスさん、しーっ!夢を!夢を壊してはいけません!!」

仏「いやあ、でもあるあるだよねえ。自分の家の現状と他の人が思い描く家の想像のギャップってさー(髪をかきあげながらしみじみと)」
諾「……俺ん家は常に雪降ってると思われるのと同じけ」
日「我が家は着物に丁髷頭、という固定概念ですね(苦笑)」
仏「そんな感じそんな感じ。ま、お兄さんはいつの時代も時代の最先端を行くお洒落さんだけどねえ(どこからともなく取り出した薔薇にキスを落としながら)」
米「いつの時代もナルシスト?(難聴)」

普「…………(何かを思い出したのか複雑な表情のままワインを一気飲み)」
露「?プロイセン君、どうかしたの?」
普「…昔親父にフランスの家のファッションを勉強して来いって言われたのを思い出してよお(空っぽになったワイングラスをテーブルに置き)」
露「……あー(鉢合わせた件を思い出して苦笑)」
仏「ファッションリーダーだからねお兄さん!真似したくなるのも仕方ないよね!」
日「……ふむ、矢張りフランスさんのふぁっしょんせんすを見習うべきでしょうか(顎に指を添え)」
英「日本、こんな奴の真似なんてしなくたっていい。お前はその…そのままの方が俺は悪くないと思うと言うか…(言葉を紡ぐにつれ顔がほんのりと赤くなり)」
日「(紅くなったイギリスを見ると表情を僅かに綻ばせ)ふふ、ありがとうございます。ではイギリスさんが好いてくださる今を、大切にしなければですね」
仏「……お兄さん、ダシにされたわけ?(真顔)」
米「フランス、島国を甘く見たらいけないよ。……俺使って愛の確認されるなんて日常茶飯事なんだぞ(真顔)」
仏「ははは、それはご愁傷さま。ま、険悪になられるよりもいいんじゃない?」
米「まあね。……昔に、俺の真後ろでキノコ生やしてじめーっとしてた頃よりはずっといいね!」

諾「(もっもっとバゲットを頬張りながら)…話の途中で悪いがフランス、言われてたあれ持ってきたが」
仏「ん?…ああ、本当に持ってきてくれたんだ!いやあ助かるよ!それって今持ってる?」
加「あれ?(こてりと首を傾げ)」
諾「ん、(バゲットを豪快に食いちぎりながら大きめのアルバムを差し出す)」
仏「(アルバムを受け取りながらカナダの方へ振り返り)…お兄さん達が若い頃に書いてもらった絵画の写真だよ」
加「!それって凄い価値なんじゃ……!」
諾「俺の上司が絵画集めにハマっててそごでおめらの肖像画もあったらしくてな。こいつさ話したら写真撮ってこ言うから(もぐもぐ)」
独「ほう、絵画か(律儀にすべての菓子を均等に分けていたが休憩がてら顔を上げ)」
仏「ふふふー。ヨーロッパ圏と東欧の奴らの若かりし頃の肖像画の写真もここにあるんだよねえ(によによ)」
日「!!!つ、つまりイギリスさんの肖像画も!?(勢いよく食いつき)」
英「燃やせ、すぐ燃やせ。というか燃やす(魔法のステッキを取り出す)」
仏「アメリカー。その物騒なステッキ奪っといてー」
米「ヒーローに任せときなよっ、と!(イギリスにタックルを決めてステッキを奪い取る)」
英「俺のステッキいいい!?」
米「ヒーローの勝利!!(ステッキを掲げ)」

仏「じゃあ順番通りに捲ろうかなっと(テーブルにアルバムを置くと扉を開き)あ、これロシアじゃん。ちっちゃーい」
露「(ひょこっと覗き込み)うわあ、懐かしい。この頃は姉さんにくっついて離れなかったなあ」
西「ほわあ、ほんまや。ラトビアやシーランドより小さいんちゃう?いやあ、大きなったなあ(写真と本人を見比べ)」
露「うふふ、今は国土も大きいからね(にこにこと無邪気な笑みを浮かべ)」
普「俺様覚えてるぜ。あん時のお前は今よりもだいぶ泣き虫だったよなあ(にやにや)」
露「泣き虫じゃありませーん(ぷくうと頬を膨らませ)」
伊「ろ、ロシアが泣き虫!?(驚いた様子でふたりを見つめ)」
南「……マジかよ(信じられないものを見たように目を瞬かせ)」
西「いやあ、衝撃の事実やんなあ!」
諾「ああ、あんこがよくおめの家狙ってたな(しみじみ)」
英「今となっては末恐ろしい話だな…」
露「皆酷いんだよ……僕、なんにも悪いことしてないのに家に入ってきて。挙句氷の上で戦おうとする人もいたし(ジト目)」
普「〜♪(口笛を拭きながら明後日の方を向き)」
日「プロイセン君、分かりやすすぎて逆に不安になります(肩ポン)」
独「兄貴らしいと言えば兄貴らしいがな……」
仏「ぷーちゃんは相変わらず好戦的だよね、ほんと(呆れながらページを捲り)と、噂をすればこれはぷーちゃんかな。黒いローブ着てるってことは公国時代じゃん」
西「今とあんま背丈変わらんやんな!にして着てるもんがなんや患っててぷーちゃん!って感じやわー」
南「う……っ、何だこの俺の心をくすぐるようなデザインのローブ……!」
普「ふ、お兄様にも分かるか。これはまだ俺様が公国になりたての頃に描かれただろう肖像画だ。このセンスが分かるとかはやはりお兄様……こっち側の人間か!」
英「こっちってどっちだよ(真顔)」
日「そっちです(理解出来たように頷き)」
仏「ぷーちゃんってさあ、黙ってれば見目麗しいのにね。あ、これはぷーちゃん以外にも言えるけどね」
米「だってさ(ノルウェーの肩ポン)」
諾「なして俺にふる(真顔)」
米「え、そういう流れじゃなかったのかい?(真顔)」
普「まあ俺様の格好よさが分かった所で次も捲っちまおうぜ!」
仏「ういういーっと。あ、これドイツじゃない?ムキムキじゃないけど(写真を指さし)」
普「!!(光の速さでアルバムをガン見しすかさずスマホのカメラを起動)」
独「む?……ああ、そうだな。これは、俺が出来て間もない頃か(プロイセンの様子に苦笑し)」
伊「わー、ドイツムキムキじゃなーい。ちっさーいかわいいー(写真を覗き込み)」
日「あらまあ、本当に。ですが、面影はきちんとありますねえ(写真を覗き込み)」
西「んー、ドイツは髪下ろすと幼く見えるなあ(ドイツの方をじっと見つめ)」
独「そうか?普段は前髪が邪魔だからと後ろに流しているが……」
普「どの時代のヴェストも髪型が違うヴェストも可愛いことに変わりなんてねえ。だってそれが世の摂理だもの(尊さがカンストのあまり思わず真顔)」
米「やばい、プロイセンが完全に尊いモードに入った(真顔)」
諾「ブラコンもここまで来ると清々しいな……」
南「おまいう(ノルウェーを指差し)」
仏「ここはブラコンの多い会場ですね!!」
日「ええ、本当に(くすくすと笑い)」
普「ノルウェー。ものは相談だがお前の上司にこの肖像画が譲って貰えるか交渉できねえか」
諾「…(深い溜息をつき)話しさつけとく」
普「(無言のコロンビアポーズ)」
米「ブラコンここに極まれり(ゲンドウポーズ)」
仏「これはぷーちゃん、何が何でも手に入れるフラグだね(ページを捲り)お、次はノルウェーか。中世時代だね、この頃って男でもローブ着てたもんねえ」
諾「おめら俺よりもその横のアイスを見ろ。めんげえだろ女みてえで(真顔)」
日「ああ、これをアイスランドさんが聞いたらなんと言うことか……」
英「確かノルウェーはこの姿でメイスでぶん殴って来たよな…(遠い目)」
西「この時代切るよりもぶん殴る戦い方が流行っとったもんなあ。懐かしいわー」
南「見た目と行動が噛み合わなさすぎだろ……(真顔)」
諾「手応えある方が仕留めてるって感じがすんだろ?(当然といった表情)」
普「わかる(深く頷き)」
独「わかるな(同じように頷き)」
仏「この芋兄弟……同調してる、だと?」
日「おふたりとも、どのゲームをとっても近接攻撃主体ですから(苦笑)」
西「いつもの事やんそれ。ほな次のページ開いとこか(ページをゆっくり捲り)あ、これフランスとイギリスやん。イギリスちっさ!さっきのロシアくらいやん!フランスも今より若いし何か髭あらんし女の子みたいやなー!」
米「うっわ、どっちも別人!」
英「閉じろ!スペインそのアルバムを閉じろ!!(鬼気迫る表情)」
日「はぁ……イギリスさん、お可愛らしい……(覗き込んでうっとりと目を細めると口元を手で覆い)」
仏「ほら、この頃だよ。ばかぁが言えなくてびゃかぁってしか言えないの(くすくすと思い出し笑い)」
日「……(感極まって何も言えずにぷるぷる震えている)」
英「(恥ずかしさのあまり顔覆い)」
諾「…おめ、さり気なく自分の話題逸らそうとしてね?(フランスを横目で見つめ)」
仏「なーんのことかなっ(にっこりと微笑み)」
加「僕はもう大きくなったふたりしか見たことなかったけど、可愛いなあ(いつの間にかひょっこりと現れて嬉しそうに肖像画の写真を眺め)」
伊「俺が2人に出会ったのもこの頃だったかなあ。ヴェヴェー、懐かしいなあ」
南「俺は基本スペインの家でゴロゴロしてたから覚えてねえなあ(耳を掻きながら)」
英「つ、次だ次!さっさと次のページ捲れ糞髭!!(涙目になりながらもフランスを指さし)」
諾「肖像画欲しい奴は俺の上司と要相談な」
日「(ガタッ)」
英「こ、これは自分で買い取って処分するしか…(ぷるぷると小刻みに震え)」
日「おいくらほどで……(懐から財布を取り出し)」
仏「はいはーい商談の話は後でやってねー!次はっと(ページを捲り)お、ヤンキー時代のスペインとロマーノじゃん!」
西「おお、小さいロマーノや!可愛ええなあ(写真を覗き込む目はきらきらと輝いている)」
南「んぁ?……あー、これかあ。なんか呼ばれたと思ったら肖像画描き始めたあれじゃねえか(写真を覗き込み)」
西「そうそう。ロマーノがじっとしとるんツライ言うたから絵描きさんにはよしてって脅s頼んだの覚えとるわー」
露「今、さらっと脅すって聞こえたね」
普「ああ、言ったな脅すって」
諾「これだから元ヤンは……」
英「野蛮だな」
米「おまいう(イギリスの肩を叩き)」
英「お、俺は脅したりなんかしてないからな!」
独「イギリスもノルウェーも自分の行いを思い出してから発言してみろ(真顔)」
仏「お兄さん忘れてないから……絵描きさんに『時は金なりって言葉知ってるか?お前の労力の為に俺はこうして時間を裂いてるんだ。その意味わかってるよな』って描き始める前にカトラス突きつけたの忘れてないから……」
諾「俺はそこまでやった覚えねえぞ(イギリスを横目で見つめ)」
日「少し暴力的なイギリスさんも素敵です……」
普「少し(真顔)」
米「もうやだこの極東の島国(真顔)」
伊「でもこのスペイン兄ちゃんもお目目ぎらぎらしてるねー。ちょっと怖いかも」
南「怖いか?まあ、この頃が一番スペインが暴れてた時期だしなあ」
西「まあ若気の至りって奴やんなあ。今となってはちょっとやんちゃやったなーとは思ってるよ」
米「ちょっと(真顔)」
諾「おめの中のちょっと基準はどうなってんだ(真顔)」
西「んー?このくらい?(両手を広げて)」
露「うん、ちょっとじゃないね」
仏「スペインに常識を求めちゃいけないって(アルバムのページを捲り)お、次は小さい頃のイタリアかー」
日「てっ、天使がここに一人……!!(イタリアの肖像画を見た途端に口元を覆い)」
英「懐かしいな。あの頃のお前は(イタリアを見つめ)ああ。今よりもこう、強かと言うか……」
露「海戦に強かったんだっけ?今じゃ想像出来ないなあ」
伊「?昔も今も俺は俺だよー?」
南「まあ今も昔も変わらずにお花畑だよな(頷きながら)」
仏「見た目は変わってもお前はお前だよね。お兄さん達もそうなんだろうけどさ」
日「ふふ、そうですね。皆さんの昔を拝見しても、ああ矢張り皆さんだなあと思いましたよ(控えめに微笑みながら)」
西「名前が変わっても在り方が変わっても結局親分達は親分達なんやなあ(うんうんと頷き)」
諾「んだな。そこに居る限り俺達は何にも変わんねえ」
露「僕たちって、くっついたり離れたりって大忙しだけど本質は結局僕らだしね。うふふ、そういうのっていいなあ」

普「……(曖昧な笑みを浮かべて日本達を見つめ)」
日「?……プロイセン君、そんなに見つめられても私の分の肖像画はありませんよ(お道化るように微笑み)」
普「爺の場合は昔のっつってもあんまり今と変わってねえだろうが(額にデコピン)」
日「あいたっ!(額を押さえ)」
仏「なになにー?2人共楽しそうだねー」
英「…………(ぐしゃりと持っていたモンブランを潰す)」
加「わ、わわわ!イギリスさんっ、落ち着いて!」
普「(そそくさと日本から離れ)…相変わらずめんどくせぇ奴」
日「???(状況を理解していないのか目を瞬かせ)」

諾「なして分かってねえんだ、あれ(日本を指さし)」
米「俺に聞かないでくれよ……逆もまた然りでもう俺の手に負えない(肩を竦め)」
普「(ひょいひょいと近くにあったクッキーを口に放り込みながら)まっはく、これははらひまふひは」
露「食べるか喋るかどっちかにしてくれないと聞き取れないよ(苦笑しながら頬杖を付き)」
普「(ごくんと飲み込み口についたクッキーのカスを指で拭い)…これだから島国はめんどくせーっての」
南「今に始まったことじゃねえな。島国だからほっとけほっとけ(しっしっと追い払う仕草をしながら)」
伊「でも俺知ってるよー。ふたり共すぐに幸せそうな顔するの(ふにゃりと笑いながら島国を見つめ)」
独「そうだな。一時期に比べ、日本はよく笑うようになった。いいことだ(イタリアに同調するように頷き)」
普「そりゃ恋焦がれた相手とそういった仲になって笑い合って共に生きてんだ。…これほど幸せな事はねえだろうなあ(慈しむように目を細めて島国を見つめ)」
米「君たちって時々兄貴みたいな反応するよね。……まあ、俺も育ての親……って認めたくないけど。イギリスが楽しそうなら悪くないかなーとは思うけどね!」
仏「それを本人の前で言えないのがねえ(にやにやとアメリカを見つめながら)」
米「言ったらつけあがるから言わないんだぞ(唇を尖らせ)」

普「(アメリカとフランスのじゃれ合いに溜息をつきながら島国の方に目を向け)………(往来の場でそんな深いキスがよく出来るなーっと感心と呆れが混ざった表情を浮かべ)」
加「ふふ、みんな幸せそうですね(いつの間にかプロイセンの傍に寄ってきて目を細め)」
普「ん?(カナダの方に視線を一度向けるとすぐに島国の方に視線を戻し)……んーだな。まあ、不幸っつーよりかはこっちのが断然いいか」
加「それもそうですね。……プロイセンさん、眉間に皺寄ってますよ(プロイセンの眉間を軽く小突くとひらりと手を振ってフランスとアメリカの方へと行ってしまう)」
普「ん、……(小突かれた眉間を指で触れながらカナダの背中を見送り)」

南「(そんな様子をぼんやり眺め)なんつーか、ほんと平和だよなー」
西「平和やなあ。……けど、親分はもっともっと皆何にも考えんで幸せにはなってほしいんやけどなあ(困ったように笑いながら頬杖をつき)」
南「(顔を上げ)……あの辺?(プロイセンを指差し)」
西「お、ロマーノも分かっとたん?……ほんま、幸せになってほしいんやけどね」
南「自分で幸せにならねえとか思ってる奴ァ、どうやったって無理だな。……それこそ、自分の意識次第だろ(溜息を零し)」
西「しかも厄介なんがそれを弟には微塵にも気付かせんとこやんなあ(ドイツを横目で見つめ)」
南「……俺らが何言ったって無駄だろ。俺がポルトガルに言われてやっと気付いたみたいに、なんか切欠がないと動けねえなら切欠待つしかねえさ」
西「……せやな。けどぷーちゃんがアホなことぬかしたらそん時は親分も黙っとらんけど」
南「おう。そん時は俺も呼べよ、全力で頭突きしてやっからな(心成しかどや顔)」
西「ほならふたりできついの1発食らわせなあかんなー(けらけらと笑いながらロマーノの頭を撫で)」
南「ああ、ラテンの本気見せてやろうぜ(頭を撫でられて目を細め)」

普「(楽しそうな親分子分を見つめ)…随分と楽しそうだな、あの2人(近くの椅子に腰掛け)」
露「仲良しなのはいつものことでしょ?(近くに座っていたのでそのまま返答し)」
普「まあな。つーかフランスとアメリカとカナダが付き合ってからますます周りの甘い空気の濃度が濃くなったなあ(言葉とは裏腹に微笑ましそうに)」
露「羨ましい?(視線だけをプロイセンの方に向け)」
普「……(きょとんとした表情でロシアの方を振り返り)」
露「言葉通りの意味。羨ましい?(再度問い掛けながら微笑み)」
普「…そう言うお前は?(一瞬考え込むもすぐににいっと悪戯っ子のような笑みを浮かべ)」
露「そうだなあ……プロイセン君が答えてくれたら教えてあげる(何処か間延びした様子を醸し出すと、視線をフランス達の方へ向け)」
普「んだよそれ。狡くねえか(つられるようにフランス達の方へ視線を向ける)」
露「だって、最初に質問したのは僕だもん(頬杖を付き)」
普「…………(視線はフランス達を見つめたまま)羨ましいって言ったら?」
露「そう(反応とは裏腹に酷く優しい声音で呟くと視線をプロイセンの方へと戻し)……じゃあ、僕が君を好きだって言ったら?」
普「……(ゆっくりと顔をロシアの方に向け)お友達として、だろ?毎回言われてんだ。知ってるっつーの(困ったように笑い)」
露「ふふ、そうだね。そうだった。……お友達、だもんね僕たち(感情を読み取ることが難しい微笑みを浮かべ)」
普「ま、俺様はお前と友達になったってのは認めてねえけどな!(びしりと指さし)……だから、好きって言葉は無闇矢鱈に使うなよ。誤解が生まれるだろ」
露「(指された指を見つめると困ったような表情へと変わり)……そのまま誤解してくれればいいのに」
普「……えい(ロシアの両頬を抓る)」
露「むぎゅっ(両頬を抓られて潰れた声が漏れる)」
普「……あんま期待させんな、誤解させんな。俺にはそうする資格も猶予もねえんだ(寂しそうに笑いながら抓った頬の部分を撫でる)」
露「……そうやっていう君なんて嫌い。そうやって卑下する君なんて、大嫌い(ふいっと顔を背けると立ち上がり、騒いでいるフランス達の方へと去っていく)」
普「…………(制止することなくロシアの背中を見届けて)」

* * *

西「めっちゃ焦れったいねんけど(真顔)」
南「ほんとそれな(真顔)」
西「え、これってやっぱあれやん。完全に両思いやん。なにこれ(真顔)」
南「それで進展ないとかなったら俺は本気で困惑するぞ(真顔)」
西「そしてそろそろぷーちゃんを殴ってええ気もしてきた(拳鳴らして)」
南「おう、やれ。俺が許す。全力で行け遠慮はいらねえ(ごきごきと首を鳴らし)」

* * *

露「……っ、う、ぅ、……ふ、フランスくんんんんんっ!!!(北米兄弟とじゃれているフランスに勢いよく泣き付き)」
仏「おっとっと。大丈夫ロシア?何かあった……んだろうねえ(よしよしと抱きしめながら頭を撫で)」
露「僕っ、僕ううううう!!!(ぐりぐりとフランスの腹に頭を押し付け)」
仏「うんうん、ロシアは頑張った。頑張ったよ。お兄さん分かってるよー」

西「ぷーちゃん(にっこりとプロイセンの肩を叩き)」
普「……わーってるよ。お前が言いたいことも何もかも(溜息をつきながら両手を挙げ)」
南「俺が言うのもあれだけどよ、お前本当に最低だな(呆れてものも云えないと言いたげにプロイセンの方を見つめ)」
西「ほなら舌噛まんといてな。行くで。……っ!(プロイセンの頬を勢いよく殴り)」

仏「…っておお?すごい音したけど」
米「えーっと……何がどうしてこうなった?(強烈な張り手の音に肩を竦め)」

普「っつ!(直撃したのか勢いよく吹き飛び尻餅をつく)」
南「よっ、と(尻餅をついたプロイセンに跨って胸倉を掴み)……あのなぁ、いい加減にしろよ。見ててうぜぇわ」
普「……(ゆっくりとロマーノを見上げ)」
伊「ヴェヴェ!?な、何があったの!(ロマーノ達の騒ぎに気付き)」
独「兄貴!?何があったんだこれは……(惨劇に目を見開き)」
南「ヴェネチアーノもジャガイモ野郎も取り敢えず黙ってろ。これは俺とスペインが鍛えてやんねえと前に進めねえ馬鹿野郎だからな」

仏「〜♪おっかないねえ(親分子分の殺気立った様子に冷汗をかきながら)」
露「(ぐしぐしと泣きながらも耳だけはそちらへ向け)」

南「おう、スペイン。取り敢えず俺からいいか?(怒りの殺気とは裏腹に可愛らしい笑みを向け)」
西「ん、かまへんよ(にこにことその場に不釣り合いな笑みを浮かべ)」
南「(プロイセンの方へと視線を戻し)……俺は殴らねえよ。殴る価値もねえな、そうやって相手からの好意全無視するような奴だからな。……資格がねえ?猶予がねえ?馬鹿にしてんの?」
普「………(ロマーノの言葉に耳を傾ける)」
南「誰もテメェだけが明日いなくなるわけじゃねえんだよ。……あそこで幸せそうにしてる日本だって、眉毛様だって、俺やスペインもいつ消えるかなんて知らねえよ。……けどなあ、好きなんだよ。理屈じゃねえんだよ」
西「あはは。親分が言いたいこと殆どロマーノに言われてもうたなあ」
南「ん、(プロイセンの胸倉から手を離すと立ち上がり)悪ぃな、つい言っちまった。なんか付け足しあれば言ってやれ(くいっと顎でプロイセンを指し)」
西「ええよ。あ、さっき殴ったのは堪忍やで。親分はロマーノの言うた事がそれやけどな、ぷーちゃんの気持ちかてわからんことないよ(プロイセンの視線に合わせてしゃがみ込みながら優しく微笑み)」
仏「……(苦笑いを浮かべながらスペインを見つめ)」
西「大切なもんは一度手にしたら手放すん辛いんは分かるよ。それが怖いんやねぷーちゃん。せやけどな、簡単な話なんやで。その大切なもんに目をそらすってそれが1番辛ない?大切なもん傷つけてしまうって苦しくない?(ぽんぽんと背中を叩き)」
南「……ケッ。どいつもこいつも手放す前提で話しやがる。どうせなら全部手に入れてやるって言う意気込みぐらい聞かせろっての」
西「それがなかなかやねんって。もし今まで培ってきたもんが失われたらどないしよってのは親分はもあったよ。ロマーノが親分を親分として信頼してくれてたこと裏切って傷つけて遠ざかへんかなってのとかな。せやから親分は分からんでもないんやで」
南「言ったろ。何も言われない方が、よっぽど傷付くんだよ。……聞いても、答えてくれないってなったら余計にな(溜息を吐きながら)」
西「結果はこの通りやからな!せやから親分は割となんではよ言わんかったんやろーと後悔してるで!(どやぁ)」
南「そういうこった。……これに懲りたら、余計な打算なんて捨てることだな」

* * *

英「な、何が起きてるんだ……(唖然)」
日「な、なぜプロイセン君にロマーノ君が跨って……(錯乱)」
英「ヘタレパスタ兄が怒ってるしフランスにロシアが泣きついて……なんだこれ(真顔)」
日「私には理解が及ばず……有り体に言えば、そう。何がどうしてこうなった(真顔)」
英「ん?なんだよ糞髭。こっちにジェスチャー送って……あ?ロシアが、プロイセンに、告白して、ふられて……はああ!?」
日「ふ、ふ、ふ、振られた……!?」
英「それを見ていたスペインとロマーノ、が…説教……。すまない、俺の理解が追いついていない」
日「い、いえ……私も全くをもって理解の範疇外でして……」

* * *

仏「……愛の国として言わせてもらうよ。お兄さんからすればふたりは遠回りしすぎたんだよ。遠回りしすぎちゃって距離を縮めることへの恐怖心が出来ちゃったんだ。だけどね、こうしてロシアが漸く踏み出したんだ、だから今度はぷーちゃんが踏み出す番じゃない?」
普「……ちょっと待て。その言い方だと俺の気持ちとかロシアの気持ちとかまるで知ってた言い方じゃねえか(冷静にツッコミ)」
仏「え、気付かれてないと思ったの?(真顔)」
米「ロシアにだけ激アマな行動を顧みてみなよ(真顔)」
諾「ウケる(真顔)」
普「(顔覆い)」
露「あれ?……ねえ、勘違いされてるのかな?僕はプロイセン君を抱きたいとか抱かれたいとかそうじゃなくて、なんていうの?こう、純粋な好意なんだよ?(漸く泣き止んで視線を泳がせ)」
諾「おめ、そんだけ泣いてるのに純粋な好意の一言で片付けるのけ」
露「(こくこくと何度も頷く)」
南「純粋な好意という名の愛情だろいい加減にしろ(真顔)」
西「とりあえずぷーちゃん。もうほら『この想いは墓場まで持っていく俺カッコイイ』は出来んのやしカッコ悪いついでに返事したったら?(容赦のない発言)」
普「ぐふっ!?(クリティカルヒット)」
南「もうこの時点で墓場なんてねえしな(追い打ち)」
普「……(ぷるぷると小刻みに震えている)」
仏「さあロシアも泣き止んだでしょ。顔上げて、カッコ悪い子からのカッコ悪い返事を受けてきなって(背中を勢いよく叩き)」
露「うわっ!…………答えは?(じっとプロイセンを見つめ)」
普「……(むぐむぐと上唇と下唇を動かしながら視線を泳がせるも決意が固まったのか顔を上げ)…俺は友達って括りじゃ嫌だ。つまりその…ああ、好きだ!そう言うことだ!(頬を僅かに朱に染めながら照れ隠しにロシアを指さし)」
露「……うん。うん……っ、うん(何度も頷きながらぽろぽろ涙を零し)……うんっ!」
仏「エンダアアアアアア」
米「イヤアアアア」
普「そこ!うっせえぞ!!(顔を赤らめながらふたりを指さし)」
仏「いやあ、一度これやりたくってさ!ありがとうぷーちゃん、ロシア!夢が叶ったよ!」
露「(ごしごしと自分の指で涙を拭うと頷き)うん、フランス君も。相談聞いてくれてありがとう!」
仏「ふふ。相談って程でもないよ。でも良かった良かった。これで心置き無くぷーちゃんをロシアの生n担当に出来るね!」
普「おい、今生贄っつたろ(真顔)」
米「よっ、今日の生贄!(囃し立てながら)」
仏「違うよアメリカ、これから生贄だよ(ウインク)」
米「ああ、そっか。うっかりうっかり(てへぺろ)」
英「……とりあえずふたりがくっついたのか、これ(ゆっくりと輪の中に入り)」
日「……恐らくは。我々が理解出来る範疇の中では、ですけれど(イギリスの後に続き)」
諾「ふたりは幸せなキスしてエンドだべ。いやキスしてねえけど(島国の方に頷きながら)」
日「ノルウェーさん、そのふれえず好きですよね(苦笑しながら)」
諾「なんかすべてを丸く収まる感じしてよくねえか(雑感)」

西「ふたりはキスせえへんの?ほら、記念にちゅーって(ストレート)」
露「今はしないよ。……今はね(擽ったそうに微笑み)」
仏「今は(真顔)」
露「初めてのキスはもっと大切にしてあげないと。ね?(ぱちんとウインクを決め)」
普「……これ、俺様がキスされる側なのか(顔覆い)」
仏「経験の差だよね。諦めなよ(肩ポン)」
露「してくれるならキスしてもいいよ?(にこにこ)」
諾「ここでやんのかプロイセンは漢だなー(棒読み)」
米「わー流石だなー(棒読み)」
普「お前ら俺を馬鹿にしてんだろ!?出来ねえと思ってんだろ!?」
日「え、出来るのですか?(驚き)」
普「1番言われたくねえ爺に言われた!!くっそ、キスの1つや2つやってやろうじゃねえか!」
南「ヒューヒュー(棒読み)」

伊「ドイツー大丈夫?(つんつんとドイツの肩を指でつき)」
独「……大丈夫だ(思わず真顔)」

普「ロシア!じっとしてろよ!(後にも退けずヤケクソ状態)」
露「はーい(間延びしたような返事と共に片手を上げる)」
普「……(マフラーの両端を前に引き寄せ周囲に見えないように囲いにして)……ん、(近付いたその口に軽くキスを落とす)」
露「(きょとんとした表情を浮かべるがあまりに可愛らしい接触に次第にぷるぷると震え)……ふふっ」
普「……んだよ(じろりとロシアを睨むと羞恥心で顔がほんのりと紅く染まっている)」
露「いや、……ふふっ、そうだね。キスだよね、これ(肩を震わせて口元を覆い)」
普「接触してんだからキスだろ。…何笑ってんだよ」
露「んーん、なーんにも。……こっちが欲しかったなあ(そう言いながらプロイセンの胸元を引き寄せて唇をぺろりと舐め)」
普「っつ!?(舐められた感覚に身体を震わせ)おまっ、な…いま……!?(口をぱくぱくと開ける)」

仏「……ロシア。さっき抱く抱かないとかそういうのは考えてないとかそういう事言ってたけど…完全にこれアウトだよ(真顔)」
露「?(首を傾げ)……そういうのじゃなくて、触れ合ってるだけでいいんだよ?」
西「んーと、例えばどこまでぷーちゃんを触りたいん?」
露「……手をつなぐでしょ?一緒のベッドで寝るでしょ?おはようしたら、一緒に朝ごはん食べるでしょ(指折り数え)」
南「だめだ、俺が混乱してきた(真顔)」
仏「お兄さんだったらベッドに一緒に入った時点で美味しく頂くんだけど(真顔)」
英「お前と同意見と言うのも癪だが確かに(真顔)」
露「えー、僕は君たちにみたいに即物的じゃないもん!お布団を一緒に使ってるっていう事実がいいんじゃないか(嬉しそうに表情を綻ばせ)」
日「なんでしょう、凄く清らかな発言を聞いているはずなのに……こう、何となく恐怖を感じるのは(真顔)」
普「……一緒のベッド云々はさておき、膝枕とかならソ連時代やってたけど(きょとん)」
米「ファッ!?」
諾「おめら馬鹿でねえの(真顔)」
普「眠てえからって俺様優しいから膝貸してたけど。一緒に寝るくらいなら別に何ともねえけど」
日「プロイセン君……それは、はい……あうとです(震え声)」
普「へ?は??」
仏「ねえねえロシア。それってリトアニア達とかにもやらせてたの?(恐る恐る)」
露「お願いしたら姉さんとベラルーシとプロイセン君以外全員断って逃げられた(しょんぼり)」
仏「デスヨネー」
南「俺もスペイン以外が貸せって言ってきたらふざけんな勝手にソファで寝ろって言う自信あるわ……」
西「いやあ、親分愛されてるわー」
南「ま、まあな!(どやぁ)」

普「んー…(指折り数えながら)つか、今ロシアがやりてえ事ってソ連時代にやってたことばっかだからやろうと思えばやれるよな」
日「……もうこれはすでに付き合っていたということでよろしいのでは?(真顔)」
西「え、これって親分達の取り越し苦労?」
南「マジかよ……俺らの苦労はいったい……」
英「もういっそロシアとそのまま同棲して日本の家から居候を卒業してくれ……」
日「ドイツさんの家とロシアさんの家を6:4の比率で行き来すればよいかと(提案)」
普「んだよ爺。俺様が家に遊びに来るのが不満なのかよ(唇を尖らせ)」
日「いえ、そうではなくて……ですね……寧ろ大歓迎ですよ?ですけれど、ほら、その……そういう気分の時、あるじゃないですか(ちらちらとイギリスの方を盗み見ながら)」
諾「つまりセックスしてる時におめが居るから声出せねえから寄ってくんなと(さらり)」
日「!!!(ぼんっと一気に顔が真っ赤になる)」
普「へーへー。そういう事なら爺の家に行く頻度は少しくらい減らしてやる。お前はイギリスとよろしくやっとけ(ひらひらと手を振り)」
英「俺もこれで気兼ねなく日本と出来て一件落着だな(いい笑顔)」
米「うわあ(真顔)」
伊「よかったねー日本(にこにこ)」
日「え、えっと……は、はい(真っ赤なまま小さく頷き)」

仏「ほんじゃこの流れで今日の集いは解散しよっか。……ぷーちゃんはその頬、冷やした方がいいよ」
西「いやあ、なんや悪いなぷーちゃん(テヘペロ)」
露「僕ん家で手当てしてあげるよ。ドイツ君、プロイセン君借りるねー」
独「あ、ああ……(未だに混乱中)」
普「ヴェスト、その……お互い落ち着いてから話そう!な?(ドイツの肩を持ち顔をのぞき込むように)」
独「いや、……ああ、そうだな。……兄さん、おめでとう(何処か混乱した色は消せずに微笑みを作り)」
普「っつ(ぷるぷると震えながら兄の威厳を保とうと緩みそうな口元を耐え)……ロシア!ほら、帰んぞ!(ロシアの方へ呼びかけると出口へと早足で向かう)」
露「待ってよプロイセン君ー!(くるりと振り返り)……じゃあ、また今度ねー!」

仏「(ぱたんと扉が閉じるのを確認し)……お兄さん、ふたりがそういうことするのに1ヵ月かかるに1000円」
米「あまりに奥手なプロイセンに毒気を抜かれたロシアで健全ルートに飛んでいくに10ドル」
英「なにかに煽られてプロイセンがロシアを押し倒して試みるも返り討ちにあう未来に10ポンドだ」
南「帰ったら即ハメに10ユーロでどうだ」
日「はいはい、皆さん人の恋路に賭けない(苦笑)」
西「というかもうみんなロシアが攻めの方で考えとるん?分かるけど(真顔)」
独「……そうか、兄貴は掘られるのか……(錯乱)」
伊「ま、まだ決まってないよドイツ!ビギナーズラックもあるよ!うん!!(必死)」
日「この場合はビギナーズラックが関係あるのか否か……」
加「……(なんだか気付いたら修羅場も全部終わってたなあという顔)」
諾「翌日、雌顔になって俺達の前に現れるプロイセンの姿が……」
米「ゴシュウショウサマデシタ(合掌)」

× ×

main




ALICE+