ロヴィーノ(PL:ロマーノ)




「っ、るせえ!俺はっ、今怒ってるんだ!こいつら全員っ、倒してやるっ!!」
「喰らえっ、皆の分だ!!……これでっ、沈めええええ!!!」

「胸張れよゴシュジン。……俺の飼い主ならどーんと構えろ!ガキ共だって絶対!救うんだろ!神官・アントーニョが暗い顔してたらどいつもこいつも逃げるぞ!」


* * *

ロヴィーノ(Lovino)

<戦闘技能>
○追加攻撃
 →格闘片手武器の近接攻撃でもう一度攻撃可能
○投げ攻撃
 →命中時対象を転倒させる、達成値-2
○カウンター
 →近接攻撃の命中判定、勝利時カウンター攻撃・敗北時クリティカル攻撃を受ける
○治癒適正
 →HP回復時、効果+1
○不屈
 →HPが0以下になっても気絶しない
○武器習熟/格闘
 →ダメージ+1、Aランク武器装備可能
○投げ強化
 →投げ攻撃強化、威力20
○牽制攻撃
 →命中+1、C値+1、C値が13以上なら宣言不可
○回避行動
 →回避力+1

プレイヤー:ロマーノ
種族:ミアキス
主技能:グラップラー、レンジャー
年齢:??歳 身長:171cm

* * *
俊敏な格闘家
存外この街には野良猫が多いのだが、そんな中で本日は一匹の猫を紹介しようと思う。猫と言っても、その実態はミアキスと呼ばれる種族の少年だ。
猫形態時にはのんびりとした様子が目立つが、ひとたび人間の姿を取るとアグレッシブな肉弾戦を得意とする格闘家へと豹変する。見た目や体格上、一撃は軽いものの相手を翻弄するように動くさまは見ていて衝撃を覚えてしまうだろう。
特に、後述する弟とのコンビネーションは一見の価値ありだ。噂では即席であそこまでの連携をするのだから。

先の通り、この街には野良猫が多い。彼も元々は野良猫だったようだが、現在は後述する神官に飼われているようだ。
飼われるより以前も教会の屋根で眠っている猫の姿などはよく目撃されていたが、それが彼かという確証はない。だが、独自に入手した情報によるとやはりそれは彼であって、その流れで飼い主と飼い猫の関係になったのだろう。

ミアキスであることを隠していた彼に、どのような心境の変化があったのかは分からない。
だが、彼が……彼の兄弟も含め、自分を曝け出せるようになったことは素晴らしいことだろう。

* * *

ここからは私が観察した、対人関係についてを記そうと思う。

現在の飼い主であるアントーニョがいるところには大体彼もいる。どうやら仕事中は大人しく教会の屋根にいるようだが、アントーニョが外に出てくると真っ先に肩や頭に乗りたがる様子を見る限り、仲は良好といったところか。
同時に仕入れた情報だが、とある一件の後に「そういう仲」になったらしい。ここはまだ随時調査が必須である。

また、先述した弟――フェリシアーノとのコンビネーションは抜群で、見ていて安心感がある。兄の威厳なのか素直になれないだけなのか時に邪険に扱う様子も伺えるが、見ているとただのじゃれ合いの微笑ましい光景だ。

* * *

以上が、私が入手した冒険者・ロヴィーノの情報である。




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