シンクを幸せにしたい

アビスは本当に魅力的なキャラクターがいっぱいですよね。みんな少なからず闇や影を抱えていて、誰も彼もなかなか自分勝手。どのキャラクターにも大事な想いや遂げたい願いというものがあり、その根底には幸せだった過去があるように思います。

そんな中、シンクだけは別かな、と。彼は生涯の中で幸せや安らぎを感じることがあったのだろうか。勝手に作られて、捨てられて、拾われたけれどそれはあくまで道具としてで。たくさんの人や物を犠牲にし、死ぬ。それを本人は理解していて。アニスから「生まれてきて何も得るものがなかったっていうの」と問われた彼は迷いもなく「ないよ。ボクは空っぽさ。でも構わない」と返しました。戦闘中も「ボクの存在は無意味なんだ」などと続けました。自分や世界を否定し続ける、あまりに空虚で悲しい生でした。

そんなシンクに掛け替えのない感情や幸福を与えてくれ…頼む…誰か…という気持ちからシンク連載をスタートしました。至らないこともありますが、お付き合い頂けると嬉しいです。