彼女の名前はライラ。伯爵のペットだ。ライラは人間でありながら伯爵のペットと成り下がった。だが、被支配欲に犯された彼女は伯爵の命が無ければ生きていけないほどに依存している。
それも彼の洗脳魔法によって、だ。
幼き頃に交わした約束、「僕のお嫁さんになってくれる? 」という純粋無垢な質問に、ライラは「いいよ」と返答したのだ。一瞬驚くも、彼はとても喜んだ。だがライラは幼子の約束など、軽いものでいつの日か忘れてしまったのだ。
タイラント伯爵はその約束をずっと覚えていた。
背も伸び、声も低くなり、何より力も地位も得た彼にとって、まさに理想の旦那様と呼べるであろう。
そう確信し、彼女を迎えに行ったのだが……。
笑顔で花をくれたかつての少女はおらず、目の前にいるのは睨みつけ自分に刃を向ける綺麗な少女だった。
「この子達に手を出すな! 」
彼女は声を荒らげて細剣を構える。花嫁はどうやら自分のことを忘れてしまったようだ。
その事に悲しくもおかしくなりタイラントはククと笑い出す。
強く、美しくなった初恋の相手。
ますます手に入れたくなる。
手元に置き、ずっと愛でていたい。
自らの手で、彼女を乱したい。
その白い肌に赤い花を咲かせ、綺麗な悲鳴をこの耳で。
──あぁ、貪欲な心に笑いが出てくる。
タイラントは赤く目を光らせ、牙を見せるように口角を上げる。
彼女は覚悟を決めたのか地面を蹴り、伯爵に飛びかかった。
それから、捕獲した彼女を洗脳し、自分のペットとして従えさせた。
かつての記憶を閉じ込め、自らを主と教えこみ、命令以外従うなと刷り込み、この手で触れれば彼女は嬉しそうに笑った。
「ご主人……」
触れる手にすり寄るその姿はまるで猫のようで。
長年恋焦がれた初恋がようやく実ったのだった。
「ご主人……? 」
ライラが上目遣いで呼んでくる。
「どうした」と問かければ「何か考え事? 」とどこか心配そうな目で見つめてくる。
真っ白な髪に真っ白な肌、そして白く光る瞳を見れば目を細める。
鱗を持った特徴的な肌と柔らかな耳の代わりに生えている角。彼女はこの世界では稀に見る「アウラ」というドラゴンと人が混じったような種族だ。
頬を撫でれば目を伏せる。彼女は従順なペットだ。
つまり、何をしてもいいということ。
伯爵の気まぐれにより、ライラは抱かれる。彼女に拒否権はない。むしろライラは支配されることを何よりも喜んでいる。
首筋に唇を寄せ、口を開けば鋭い牙が光る。そして、白い項に歯を立てればつぷりと刺さり血が溢れる。それを吸いあげればライラは小さく喘いだ。
お気に入りのペットの血を飲むことは伯爵のみが許された行為。だが、下僕たちにも注射器越しならと許可はしているが、直飲みは伯爵だけだ。
ちゅうちゅうと血を吸われ下腹部が熱くなる。全身を震わせ、小さな声を漏らす。
じんわりと濡れていく下半身をライラは分かっていた。
そして満足したのかペロリと舐めれば傷はふさがる。だが、快楽に陥ったライラはどこか物足りなさそうに見つめる。
「ご主人……っ」
ペットがおねだりなど、普通なら許されるものだろうか。だが、伯爵は機嫌がいい。
(そうだ)
ふと思い出した伯爵はにやりと悪い笑みを浮かべる。そして潤んだ瞳で見つめるライラを抱えるとベッドに連れていき、下ろす。
これからされる事に期待と様子のおかしい伯爵にライラは不安な声を漏らす。
「ご主人……? 」
伯爵はチェストの中を探ると「あぁ、これだ」と何か取り出した。そしてライラを押し倒せばその身に纏う服を丁寧に脱がせていく。
伯爵のされるがままに全裸になったライラはどこか恥ずかしくも隠すことなく、全てをさらけ出した。
それも彼の調教だからだ。
「足を開け」
命令されれば素直に従うよう教え込まれたライラはぐっしょりと期待で濡れた秘部を見せつける。
それを見れば満足気に笑う伯爵と、恥ずかしながらも勝手に足を閉じることを許されない為ただ耐えているライラ。
伯爵は手に持っていた何かをその濡れそぼった秘部に当てる。
「ひぁっ! 」
うねうねと動く小さな物体はライラの敏感な部分をくすぐる。伯爵は指を鳴らせば、ジャラリと天井から鎖を魔法で下ろし、それをライラの手足に巻き付ける。
つまり大の字に拘束されたライラは自由が聞かず逃げることが出来ない。
「んぁぁぁぁっ!」
小さな物体はライラの下半身の突起に吸い付く。
その刺激は腰を振るほどに強いものであり、ライラは腰を仰け反り、喘いでいた。
「褒美だ」
褒美と言う割には刺激が強い気がするが、気まぐれ伯爵なりの褒美なのだろう。ちゅうちゅうと突起を吸われ、その刺激にビクビクと体を震わせるライラの蜜が溢れる場所に伯爵は指で触れる。
普段長い爪は伸縮可能な為、今は短くなっている。ぐちゅっと音をたてて、ライラの中をまさぐる。
「あぁぁぁぁぁぁっ! 」
良いところを同時に刺激されガチャガチャと鎖を鳴らして暴れる。逃げ場のない快楽に喘ぐことしか出来ないライラを見て大層愉快になった事だろう。
トントントントンと指で中のいい所を刺激する。
「うぅぅあぁぁぁぁ……」
刺激に対してライラは絶頂してしまった。きゅうきゅうと指を締め付けるが、それでやめるわけもない。
「ライラ」
名を呼べば涙目でこちらを見るライラ。ズルりと指を抜けばその抜かれた感覚でビクリと大きく腰を震わせた。
「私はしばらく出かける」
その言葉を理解するのに時間を要したが、ようやく理解すると同時に顔を真っ青にする。つまり放置されるということだ。
「どっ……」
どこに?どれくらい?と聞きたいことは沢山あったが、言葉に出来ない。何より突起を刺激する謎の生物はずっと動いており、それのせいでまた絶頂しそうだからだ。
「退屈はしないだろう」
そう言ってまた指パッチンすれば天井から無数の何かが降りてくる。
「ひっ……」
思わず悲鳴をあげそうになった。うねうねと動く触手たちがライラに向かって伸びてくる。ネチョネチョと音をたてて、獲物を狙うかのごとく、それはゆっくりと──……。
伯爵は怯えた顔に興奮した笑みを浮かべると、数時間後が楽しみだと言い残して出ていってしまった。
ライラは無数の触手たちに体を犯される。
中には彼女の角に巻き付き、まるで扱くように動いている。
そのゾワゾワとする音にまるで脳が犯された感覚に陥ったライラは早々に白目を剥き始めたのだった。
◇◇◇
数時間後、とある場所から帰ってきた伯爵はゆったりとした足取りで屋敷の中を歩く。吸血鬼である彼はコウモリや霧に変身出来るのだが、あえて今日は人の姿でゆっくり部屋に向かっていた。
ライラが少しでも長く遊んでいられるようにと。
時間をかけてたどり着いた部屋の扉を開けば部屋の真ん中にいた少女はがっくりと脱力しながらもビクビクと時折痙攣していた。
耳も胸も中も散々犯された彼女にとって快楽という拷問に等しいだろう。
『ライラ、起きろ』
その一言にライラはハッと目を覚ました。
そして悲鳴に近い喘ぎ声を漏らす。
せっかく気絶していたというのに正気に戻されれば、精神崩壊してしまうだろう。
だが、伯爵はそれを許さない。
「いい子にしていたか? 」
触手に指示を出せば彼らはするりと皆天井へと引き下がっていった。
鎖に繋がれたライラはすっかり粘液まみれだった。
散々絶頂したのか、粘液に混じった別の液体も染み渡っているが。
「まだ終わっていないぞ」
伯爵はコートを脱いでいき、服が汚れないように全裸になればすっかり解れたそこに凶悪な物をねじ込んだ。
「んぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!??」
望んでいたものが突っ込まれ、体は喜びから大きく跳ね上がる。
締め上げる中をこじ開けるように無理やり腰を動かす。そして、小さな体のライラの奥を狙う。
「あっあっ、んっ、あぁぁっ」
粘液と愛液が混ざり合い、打ち付けられる度にいやらしい音を立て、ライラは喘ぐ。
「簡単に気絶してくれるな」
まだ全て始まったばかりだ。