「ありがとう。」


#「とくべつなこと。」の続き
#「いっしょうのおねがい。」の続き


「シノ! しっかりして!」

薄れゆく意識の中で聞こえた最愛の人の声。
霞んだ視界にセシルの泣いてる顔が目に入る。

「わりぃな、心配かけて……」
「馬鹿! 死んだかと……!」
「お前を残して死なねーよ……」

三途の河を渡る手前で、セシルの声が俺を引き戻してくれたんだ。




prev next
back