誰かの幸福の代償
未来なんて見えない。
血塗れたこの手では綺麗なお金も夢も、暁にも触れることなんか出来ない。
そんな手を掴んでくれたのは、私達がずっと守ってきた子だった。
「セシル姐さん…俺について来いよ。このままじゃ終われない」
彼の光を失った瞳がひどく、いとおしいなんて。
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