幸せになってほしいのよ。そう言っても、私が言うとなんだかありきたりで陳腐な言葉になってしまうかもしれないわね。
けれど、おまえはまだ幼いから。 きみはまだ若いから。おれなんかに囚われることなく、 『しあわせ』になってくれやしないかと思う。
狂うのは簡単だ。 心酔するのは容易だ。
それをいいとも悪いとも僕が断じることはないでしょう。 決めるのはいつだって、当の本人なのだから。
けれど。だとしても。
俺にだって、君がただ幸せに。健やかに過ごしてほしいと願う心は持っているんだよ、フロス。
君が大人になるその日まで、わたしはきみを見守っていよう。 あなたが世界を見つめるその日まで、俺が君の指針であろう。
どうか、どうか。 わたしの可愛い子の明日が、未来が、よりよいものでありますように。