少女
衣装屋について、さっそく私とジョジョは二手に分かれて衣装を見る。
彼の想像通り、当日まで花嫁姿はお預けだと言えば、ジョジョは残念そうにしてくれた。
ちょっと申し訳ないけれど、そのジョジョの姿が少し嬉しかった。
私は晃と一緒にドレスを何着も見る。
色とりどりに輝く中で、私は晃に彼の好みの色や宝石を聞きながら手にとって見てみる。
『ジョナ兄さんの好みかー・・・エリナは、どんな色が好み?』
エリナ「そうねー、貴方やジョナサンの瞳のような、海のように澄んだブルーが好き。
その中で光る青みがかった白も好き」
『グリーンブルーに、青みがかった白・・・。ドレスはどういうのが好き?』
エリナ「ドレス?段になって、裾が大きく広がって・・・」
『リボンも好きだよね』
そういいながら、彼もドレスがかかっているハンガーを何着も手にとって見比べている。
エリナ「そうね、大きなリボン。ちょっと子供っぽいかしら」
『そんなことないよ?女の子らしくて可愛いと思う。
それに、リボンもデザインによっては大人っぽくなるしね、これとなんかどう?』
エリナ「まぁ!とても素敵ね!」
彼に言われるがままに、ドレス選びが楽しくなってきたころ、一着のドレスを選びはっとた。
『じゃあ、このドレスでいいかな?』
「え?あ・・・でも、それは私の好みで、私はジョジョの好みを聞いたのよ?」
晃が選んだのは首元と腕の付け根に銀の装飾とサファイアをあしらった純白のドレス。
キラキラと輝く生地は、光の加減で少し青くも見えた。
上品にフリルもあしらわれており、腰から少し下には主張しすぎず、しかしおおきなリボンが結ばれている。
結局何着か見た中でも、晃が一番最初に選んだ私好みのドレスだった。
『ジョジョの好みはね、エリナ、君が喜んでくれる事だよ?』
エリナ「まぁ・・・///意外と女性の扱いが上手なのね?」
『意外って言うのは気になるけど、僕はジョナ兄さんのことをよく知ってるからね、本当の事を言っただけだよ』
そうやって、貴方は私が喜ぶ事を当たり前のようにしてくれる。
私達の事を一番に考えて行動してくれる。
もし私がジョジョと結婚するためにこの世に生を受けたのだとしたら、
彼はきっと、ジョナサンの弟になるために生まれてきたのだろう。
私達はきっと、こうやって友人や姉妹のように、巡り合う運命だったのかもしれない。
エリナ「まぁっ妬けちゃうわね」
『そんなことないよ、エリナも凄くジョナ兄さんの事理解してくれているじゃない』
エリナ「私が嫉妬しちゃうのは二人によ?」
ジョジョの事をよく理解する晃にも、彼にこんなにも理解してもらえるジョジョにも。
『へ?えっと?』
エリナ「フフっ、さぁ、一度着替えて見せるからちょっと席をはずしてくださるかしら?
それとも、手伝ってくれるの?マイシスター?」
『わわわっ///す、すぐ出て行きますっ!!///』
少しからかうと彼はすぐにこの部屋から退散した。