Memo

2018/04/03 12:00

ガサツな美少女と双黒
ジャンル : 文豪ストレイドッグス

ガサツなチート主と双黒の主人公の奪い合い

双黒の格好よくてちょっとギャグが混じった所書きたい、そして主人公に芥川を可愛がらせて太宰さんを妬かせたi(願望)だけど続かないのでネタ帳行き



____________
(予測変換無し→采芽)


「独りぼっちな私に、手を差し伸べてくれたのは…貴方が初めてでしたよ、__" "さん」


珈琲を飲み乍ら、黄昏るように彼女は嗤う。まるで自分自身がここに存在してはいけないとでも自嘲するように儚く嗤うのだ
その後は口を噤み只喫茶店の外の流れる風景を見ているだけ。之の店に居る店員1人はまたやって来たかと目を細めるだけだった


「なぁーに黄昏てやがんだ糞野郎がァ!!電話出やがれ!!」

「あーーーー、うっせぇーな糞チビ」


儚げに嗤って居た姿は形を潜め、唐突に喫茶店内に怒鳴り込んできたのは帽子を被った少年__中原中也なかはらちゅうやを見ながら彼女は盛大に舌を打つ
店員は"やっぱりまた始まった"と呆れた様な微笑ましいような視線で見て居る、どうやらこれは日常茶飯事なことらしい


「誰がチビだ」

「ならちっちゃい帽子( 笑 )」

「死なす」

「はっはっはっ、…出来るわけねーだろ出直せばぁ〜か!」

「手前ッ…」

「ほらほら中也そこ迄にしときなよ」


突如中原の背後から出てきたのは手入れのされていない茶色の蓬髪に包帯を至る所に巻いた少年__太宰治だざいおさむ

この3人の暴言の掛け合い基じゃれ合いはここ何年も続いている。少女のお気に入りが昔から此処で、其れを知っている少年2人が探し出すのが恒例になっているからだ。
更に言うと少年2人と少女の容姿はかなり、いや群を抜いて整っている為店員の目の保養ともなっているのだが、それは本人達の預かり知らない所である。

勿論言葉遣いと行動は省いての話だが

言葉の内容は物騒だし良く店内で暴れるが此処は少女等の為だけに運営されている喫茶店なので苦情なんて物は一切無い。寧ろこの3人が来る事で客も仕事の関係者も全く寄り付くことができないがとある人物の計らいでずっとこの喫茶店は少女の気まぐれでしか開かない、だが在り続ける。
ここでお金も払わなくて良いのは采芽の為だけにあるから、運営されているといっても止まり木のように采芽と許可された者だけが休むこと出来るだけの場所と言ってもいい。この喫茶店の風貌をした休憩場所は彼女の許可を得ないと入ることは出来ない場所であるから
店員も1人で采芽とどうやら関係があるようだ


「ゲッ」

「うぇ…」


太宰の顔を見て忌々しげに顔を歪め中原と采芽は声を零した。其れを見て太宰は口元に浮かべる笑みを更に深くし、その事に気付いた少年少女は更に顔を歪ませる
そのループに気付いているのかは定かではないが(いやきっと気付いているのであろうが生理的嫌悪感でどうしても歪むのであろう)太宰が包帯で隠した片目とは逆の瞳を嗤うかのように細めて#なまえ#へと視線を向け整った薄い唇を開いた


「采芽、首領がお呼びさ」

「は?早く云えよ包帯消費野郎が」


采芽達の職場は__ポートマフィアである。其処に所属し、その頭である首領に呼ばれたと聞き采芽はパッと顔を上げた。其れを太宰等は眺め乍ら「うーん何時になったら采芽は私の名を呼んでくれるんだろうね?」なんて顎を触りつつ考えている。それに対し采芽は無慈悲にも「一生ねーから安心しな」と呆気からんと言い放ったが太宰の「そりゃ残念だ」という言葉でその話題は終了した


「うーんちっちゃい帽子みたいに直ぐ喧嘩売って来なかったら考えるぜ?」

「其れは君だろう?」

「糞はまだ俺の名前を呼ぶがお前は一切無ェのが更に腹立つ」

「エッ、包帯に名前呼ばれて悦んでたの?きも」

「な訳ねェだろぶッ殺す!!」


采芽と太宰だけの話、己を一時的に無視を決め込む2人に中原が突如口を挟むが采芽の煽りに簡単に乗せられる。

すると額に青筋を浮かべ口元をひくつかせている中原の周辺の地面が突如沈み出す
そう、これが中原中也が持つ異能力"汚れっちまった悲しみに"である。能力は重力操作で感情のコントロールを出来ないせいか何処か揺らめいているようにも感じる


「店内で暴れるなんて全く本当に非常識なお子ちゃまですわ」

「うわ、今の丁寧な言葉遣い鳥肌立ったんだけど。責任取ってよね」

「嫌にきまってんだろザマァ。一生包帯に巻かれてろ」

「え?采芽は馬鹿なのかい?そんなの無理に決まってるじゃないか」

「???包帯って人間として最低限な日常生活できるんだ?初めて知ったわ」

「…手前等絶対死なす」


静かに呟いた中原の言葉を聞き2人は「うわ、ガチだよ…」「ガチだねぇ……」なんて暢気にヒソヒソと話している。それを見て更に中原をイラつかせると分かっていて、だ。


「中也一寸そろそろ感情の操作出来るようになりなよ」

「そーだそーだ」


やれやれ、と呟き重力に抗い乍も太宰は中原の肩をポンっと触る。すると先程まで中原の周辺の重力を支配していたが触ることによって無効化された。これが太宰の異能力、"人間失格"だ。然し、重力操作をされていたにも関わらずどうして太宰や店員、采芽は潰されることが無いのか、それは采芽の異能力だからだ
本来中原は天下のポートマフィアに所属しており幹部候補と云われ才能はずば抜けて抜きん出ているし各分野の能力も高く(太宰と采芽も幹部の有力候補の為これが当てはまる)今のように感情を吐露する方ではない。只この2人が特殊なだけである

勿論其れを分かっておりながらその事をツッコむのは、揄うのを楽しんでいるだけだからだ


「あ、やべ。首領呼んでたっけ」

「行ってらっしゃーい」

「其の儘くたばっちまえ」


2人に背を見せるとさっきまで満面の笑みを浮かべて居たにも関わらずスッと無表情になるが背後を振り返り薄ら笑みを口に携えてそう言い残した


「お前等がくたばれ」


その声は冷たい、だが太宰と中原違うように聞こえたのだろう。普段胡散臭い笑みを浮かべている太宰でさえふっと口緩を緩めていた。中也も表情を帽子をしたに下げる事で隠しながらも太宰と同じく口端を上げている


「素直じゃ無いなぁ、全く」

「其れが彼奴らしいっちゃあ、らしいけどな」


いつの間にか直っている破損した部分に視線を向けながら中原は答える。いつの間にか店員も"消えている"ことに気付き眉間に皺を寄せるのを太宰はじっと見ていた


「それは同意、所で中也」

「あ"?」

あねさんが呼んでたよ」

「まじか」


やべェ、と云い乍ら焦ったように立ち去る中原の背後をゆったりと太宰は歩き出した



_ 異能力 : 絶対領域 _
主人公自身が全ての形を把握しここは自身の領域であると認識した瞬間から発動する。その領域の全ての人、物、建物全ての支配権は主人公へと移る。建物を変形させたり修復したりとその領域内の建物なら主人公を主とし、何でも行える(異能力無効化、強化、領域同士の空間移動etc)絶対を被うされることはない。
だが主人公本人の意識でこの領域を破棄すると宣言すると支配権は無くなる(他者に操られて居たとしても無効化)
主人公に勝つには純粋な肉弾戦か、領域外での戦闘だが素の戦闘能力もかなり高く危険な存在。力は無いが起動がずば抜けて高いのが売り。内務省異能特務科でさえ手を出しあぐね、芥川より危険視されている子
もはやチート以外の何者でもない

Ps,普段は口が悪いのにリスペクトしてる人の前では女の子女の子させたいなっていう願望はある
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