ああ、いい加減理性がぶっ飛びそうだ

『…イ、カせ…て…っ』

きつく目を閉じ懇願する姿。
いい加減虐めるのを止めるか、と思い、にやりと笑う。

「…いいですよ。じゃ、足開いて下さい。」
『……っ』

怖ず怖ずと開いた足を自らの手で強引に押し広げる

『ちょ…、ドラグーン…っ!』
「大きく開かないと見えにくいでしょう?」
『…え……?』

シャワーのコックを捻り、人肌程度のお湯を出す。
そのままシャワーを刺激を欲しがる彼女のソコへ宛がう。

『………ッ!』
「…ココですか?それとも、こっち…?」
『ア、やっァ……そ、こ…』
「ここ、ですか」
『ひぁ…ん、ダぁ…メ……ドラグーンっ…』

肩に置かれた手がカタカタと小さく震え、それが体に伝わる。

「ナマエ様」
『ん、っふ』

薄く開く唇に口付け、シャワーの水の勢いを上げる。

『い、ひゃァ……は…ぁっぅん、ん……ひあ、ぁッ!!』

一層高い声を上げてびくん、と体が引き攣る。
繋がる唇を離すと銀糸が二人を紡ぐ。

「…可愛いですね」
『はぁ…はぁ……も、ぉ…何言ってんの…!』
「いい加減ここから出ましょう。風邪、引きますよ」

手を引くと立ち上がらない彼女。不思議に思い、振り返ると目線を反らしている

「ナマエ様?」
『…た、立てないの…っ』

顔を真っ赤にする彼女に苦笑し、仕方なしに抱き上げる。

『キャッ…!な、何…』
「腰を抜かした姫を抱き上げるのもナイトの勤めですから」
『う…』

この可愛い彼女と一緒にきっとこれからも背徳を続けるんだろう

「はい、これで体をちゃんと拭いてくださいね」
『はぁい』

きっと俺はこれからも
主を裏切り続ける
主に知れて消されても構わない
今、彼女とこうしていられるだけで
幸せだと思うから

「それじゃあ、風邪に気をつけて下さい」
『…また、ね。ドラグーン?』
「…は。失礼致しました」

部屋を出れば俺と彼女は
ただの関係

主の恋人と、配下
その関係も、悪くはない


(姫とナイトの隠し事はまだ続きそうだ)


END


隠し事楽しい。配下ラーブ!


07.01.14


イトハン