45ぺーじ。
「シノ=ハフノン。
元XX国眷属アサシン。
此の度我々国総統グルッペン・フューラーの命により、
新たな幹部となります。
此処に来る以前は彼の命を狙うアサシンではありましたが、
詳細は省くとして、私は彼に付き従う事を決意しました。
新たな幹部として、私は此の我々国という素晴らしい国家国民を、
我が身命を賭して守り抜く事を、此処に誓います。
ハイル・グルッペン」
一歩下がって彼女の言葉を聞いたグルッペンは、自分の血液がドクドクと体中を駆け巡るのがわかった。
これほどまでに興奮したのは久々だ。彼は彼女を見据えてそう思う。
自身と同じ金色の髪。
自身と同じ蒼い瞳。
自身と同じ、
気高き風格。
「グルさん」
グルッペン肩がビクリと跳ねる。
ふと気付けば既にシノは壇上から降りていて、ぼーっとしていたグルッペンにトントンが声をかけたのだ。
「すまない。 少々考え事だ。 心配せずとも役目は最後まで果たす」
トントンにそう言って、
グルッペンは再び壇上へ上った。
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