寂しくないと噓をつきました
通知が鳴ったわけでもないのについつい見てしまうトークルーム。最後にメッセージに既読が付いたのは二時間前。左上の時計を見たら、日付が変わるまであと数分だった。
今日中に帰ってくるって言ってたじゃん。ごろんと横になったベッドは私ひとりじゃ広すぎた。
今、どこにいるんだろう。この前の舞台の打ち上げって言ってたから、どこかのご飯屋さん?時間的に二次会か三次会かな。そのメンバーの中に……女の子は、居るのかな。きっと居るだろうな、共演者に女優さん居たはずだし。可愛い女優さんを前にニコニコしながら話してる和泉くんを想像したらなんだか腹が立ってきて、開いたときと何も変わらないトークルームを閉じた。
和泉くんの女好きは出会った頃からで、もう病気みたいなものだ。相手が共演者の今回は特に、付き合いもあるだろうし、仕方ない。そう頭では理解しているのに、わかっているのに、和泉くんが女の子と仲良くしているところを想像するとやっぱりモヤモヤしてしまう。
『寂しい思いさせてごめんな』
『ミョウジちゃん、それで寂しくないの?』
和泉くんの声と、この前久しぶりに会った同期の声が脳内で再生される。言われたときは、聞かれたときは、大丈夫って言ったけど。ちゃんと笑顔で送り出したつもりだけど。
「寂しくないわけないじゃん、ばーか」
じわりと涙が浮かびかけて、頭まで布団を被って目を閉じる。
ふわりと和泉くんが使ってる柔軟剤の香りがする。肝心の本人はいないのにそれだけでちょっと安心してしまった私は、和泉くんと同じくらいどうしようもないのかもしれない。
今日中に帰ってくるって言ってたじゃん。ごろんと横になったベッドは私ひとりじゃ広すぎた。
今、どこにいるんだろう。この前の舞台の打ち上げって言ってたから、どこかのご飯屋さん?時間的に二次会か三次会かな。そのメンバーの中に……女の子は、居るのかな。きっと居るだろうな、共演者に女優さん居たはずだし。可愛い女優さんを前にニコニコしながら話してる和泉くんを想像したらなんだか腹が立ってきて、開いたときと何も変わらないトークルームを閉じた。
和泉くんの女好きは出会った頃からで、もう病気みたいなものだ。相手が共演者の今回は特に、付き合いもあるだろうし、仕方ない。そう頭では理解しているのに、わかっているのに、和泉くんが女の子と仲良くしているところを想像するとやっぱりモヤモヤしてしまう。
『寂しい思いさせてごめんな』
『ミョウジちゃん、それで寂しくないの?』
和泉くんの声と、この前久しぶりに会った同期の声が脳内で再生される。言われたときは、聞かれたときは、大丈夫って言ったけど。ちゃんと笑顔で送り出したつもりだけど。
「寂しくないわけないじゃん、ばーか」
じわりと涙が浮かびかけて、頭まで布団を被って目を閉じる。
ふわりと和泉くんが使ってる柔軟剤の香りがする。肝心の本人はいないのにそれだけでちょっと安心してしまった私は、和泉くんと同じくらいどうしようもないのかもしれない。