どろどろに溶かして愛してあげるA*
*R18
*うちの尾形氏は噛み癖ありです。
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「……さっさと行くぞ」
「は、ぃ……」
項を撫でていた無骨な指が、するりと耳下を撫でる。そのまま頸動脈に触れ、親指の腹で喉元を撫でられるとふるりと身体が震えた。
車内にくちゅくちゅと舌を絡める水音が響き、恥ずかしさに頭が沸騰しそうだ。
『甘ぇな……』
尾形はなまえの口内を嬲りながら思う。蠢く舌にどうすれば良いのか分からないといった様子のなまえは、男慣れしていないのだろう。
呼吸もままならず、無意識だろう尾形のジャケットをきゅっと掴み、頬を染めて耐えている様が何とも可笑しい。否、可笑しいと言えば語弊があるか。
もっと虐めたいと尾形の加虐心が擽られるのだ。
なまえの首に触れていた手をするすると滑らせて、太腿に触れた瞬間、びくりと身体を跳ねさせたなまえが尾形の胸を叩いた。
一頻り口内を舐り仕方なく口を離すと、涙目になって呼吸を荒らげたなまえが大きく深呼吸した。
《ああ、可愛いな》と言う感情が初めて尾形の中に生まれた。
「ははぁ、鼻で息しろよ。初めてか?」
「っ、(尾形さんが)長いから……」
なまえがキッと睨み付けるが、真っ赤な顔をして睨まれた所で怖くも何ともない。そもそもなまえ相手に怖いなんて微塵も感じないが。
執拗いし、となまえが悪態を吐くが、うっとりしていた癖にどの口が言うのだと尾形は思う。
もっと揶揄うつもりでいたが、正直尾形もあまり余裕はなかった。ここでやっても良かったが、流石にここで手を出してしまえば、それこそもう一生会ってくれない気がするし。しかし尾形のモノは準備万端と言わんばかりに張り詰めている。
尾形は、ははっと笑うと冒頭のようになまえを連れて車を降りた。
︙
「っ、ぅ…ん、待って……」
「もう随分待った」
「なに…、ひぅ、んん……」
足早にエレベーターから降りる尾形に腕を引っ張られている為、小走りになる。鍵を開けて中に連れ込まれると、そのままドアに押し付けられた。
あっという間に尾形の整った顔が目の前に迫っていて、かぱっと開けた口が噛み付くように重なった。尾形の分厚い舌が固く閉ざした口をこじ開ける。なまえの舌を甘噛みし、ぢゅうぢゅう吸い上げると、次第に身体の力が抜けていく。
気持ちよさに頭がぼぅっとしてくるが、このまま流されてはいけないと残された理性が訴えている。
《待って、こんな所で……》とぐいぐい尾形の身体を押すが、なまえを捜してどれ程の時間を1人で過ごしたと思うのだ。俺は随分と待たされたと言うのが尾形の言い分である。
耳朶を甘噛みし耳穴に舌を捩じ込むと、耳が弱いなまえが小さく悲鳴を上げた。
「あぅう、やっ……」
「ふ、相変わらず弱ぇな、耳」
片方の耳を抑えてこれでもかという程舐めると、立っているのもやっとといった感じで段々なまえの身体がずり下がっていく。
尾形は片腕でなまえの身体を支え、スカートの中に手を侵入させる。下着の布越しに触れるとそこは既に濡れていて、尾形はにたりと口端を吊り上げた。
「はは、キスだけでぐしょぐしょじゃねぇか」
「っ、違っ」
「あ?違わねぇだろ、ほら」
「あっ!ん、だめっ」
セックスにおいて、駄目は良いと言っているようなものだ。やだやだと首を振ってしがみついてくるなまえが可愛い。
下着をずらして直接秘部に触れる。指をばらばらに動かし、ぷっくりと主張する花芯を同時に撫でればなまえが呆気なく達した。くたりと力なく凭れかかってくるなまえの汗ばんだ額に口付けをすると横抱きにして寝室へと移動した。
なまえをベッドに下ろすと尾形も乗り上げる。手早くスーツを脱ぎ捨て、なまえの服を剥ぎ取っていく。もう抵抗する気力もないのか、ぼんやりと尾形を見ていた。
もっと前戯に時間をかけてやるべきだが、こちとら既に限界なのである。サイドボードから避妊具を取り出し口で封を切ると、ガチガチに勃起した性器に装着する。濡れそぼつ秘部に先端を数回擦り付け、挿入した。
痛みはないが、圧迫感に目の前がチカチカする。
「あー……堪んねぇなぁ」
ぽつりと恍惚な表情を浮かべてそう呟く。ぺろりと唇を舐める、目の前の男の色気の凄まじさに心臓が握り締められたように苦しくなった。
筋肉隆々の無駄な贅肉のない引き締まった体躯、肩になまえの脚を乗せ、べろりと舐め上げる真っ赤な舌、そのぎらついた真っ黒の瞳は最早視界の暴力だと思う。
きゅっと思わず締め付けてしまい、尾形が《危ねぇなぁ》と熱い吐息を漏らした。
「そう締め付けんなよ。イッちまうとこだっただろうが」
「あっ、あっ!そんなこと…ひぁぁん!」
身体が勝手にそうなってしまうのだから、仕方ない。そうは言うものの、ぐりぐりと奥を押しつぶすように執拗に突き上げられれば、なまえの方が先に限界に達してしまった。
弓形に仰け反りびくびく身体を痙攣させて達するなまえの腟内が収縮し、尾形も数回突き上げて避妊具の中に欲望を放った。
一度性器を引き抜くと、避妊具をゴミ箱に捨て新しい物を装着する。なまえの身体を反転させ四つん這いにさせると、まだまだ熱が引きそうにない性器の先端を擦り付け、なまえの制止の声を聞き入れず一気に挿入した。
なまえの身体のあちこちに尾形が付けた歯型と鬱血痕が散らばっている。尾形の背中にもなまえが引っ掻いた爪の痕が残されていた。ひりひりと痛痒いが、なまえに付けられるのは悪くなかった。
涙と唾液でぐちゃぐちゃな顔を見つめる。漸く手に入れることが出来た事に、くつりと喉奥で笑う。もう絶対に手放さない、そう心に誓い泣いて赤くなった目尻に触れた。
尾形は暫くなまえの寝顔を見つめた後、気怠い身体を引き摺ってなまえの身体を清める為に風呂場へと向かった。
︙
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《後書きという名の言い訳》
前世が前世だっただけに、その反動でスパダリになっていく尾形さんとか良きだなぁと思いつつ、そこまでに行く過程にすれ違いとかも入れたいと思っていて。なので今回は身体からの関係になりました。
ドSで意地悪なのに甘やかされたりと、私達の関係って何?って告白された訳でもないから変な方向に考えちゃう夢主。
話の内容の後では、失神した夢主をお風呂に連れて行って、そこでもイチャイチャ?して翌日の仕事は《たまたま出会した夢主が体調不良で動けず病院に付き添う為》とか何とかそれとない理由で夢主の代わりに勝手に連絡入れて2人してお休み。社内でちょっとした噂になってたりしなかったり。
みたいな妄想をしておりました笑