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【-EPISODE MARIA-】

▽2019/07/06(Sat)
生まれて初めてのグラビア撮影-episode-1

ひょんな事からグラビア撮影する事になってしまいました。

「なぜだろう?…」

と言うのも、アイドルとして一人前になりきれていない不甲斐ない私を見て事務所のお偉い方々が、私の違う売り出しの方向性を模索した結果、グラビア専門のジュニアアイドルとしてブレイクさせようと、まずは顔と名前を覚えて貰おうという戦略らしく、あれよあれよと半ば強制的にグラドルとしてデビューさせようという気満々です。

グラビアアイドルとは、すなわち水着撮影がメインです。

「いやです…助けてください…」

お仕事の大半が水着なんてどうかしてる…

もともと私は歌って踊れるアイドルめざして、アイドルとして契約書にもサインしたのに、それなのに複数名の大人たちの都合で水着専門のJr.アイドルに路線変更なんて納得できません。

そりゃ、事務所からしたら売れる為には何でもやらせてデビューさせるのが手っ取り早いし、私本人の為を思っての事かもしれないけれど…でも…私はグラビアアイドルとしてデビューしたくはないです。

自分でもわがままだって思ってる。

私はジュニアアイドルよりも歌メインのアイドルとして頑張っていきたい。
歌って踊れるアイドルとして成功したい。

私が注力するのはカメラマンの前での水着撮影ではなく、お客さんの目の前でのステージ上でのパフォーマンス。

でもいくら私がJr.アイドルをやりたくないと拒否しても、実際アイドルとしては成功していない現実。

歌もダンスも全然できていない致命的な現実。

全然説得力がない。
拒否するにはそれ相応の実力が必要。

同期の子でも既にアイドルとしてデビューした子も何人かいる。
どんどん追い越される。
アイドルとして燻っている私…

そんな状況を見かねての事務所の判断。

私は何も言えない…

とりあえず一回だけでもグラビア撮影してみよう、という事務所側の意見。
その後の事は今後話し合おうというスタンス。

それに対して私はしぶしぶ受け入れざるを得ない状況。



つまり私は「アイドルとして成功したかったら今のままではダメだ」と言う落第点を押されたも同然の要らない子。

事務所からしたら金にもならない役立たずの厄介者という事です。



でも逆にリアルな現実を突き付けられて、私は「ハッ!」として自分の立ち位置を知る事が出来たのもまた事実かもしれません。

水着グラビア撮影はアイドルへの登竜門だと思って、この経験がいつか必ず役に立つと信じ、グラビア撮影というお仕事を前向きに捉えて、一歩踏み出そうという気持ちも芽生えたのもまた事実です。

だってこのままでは望んでもいないグラビアアイドルとして芸能界の波に飲まれて埋没していくだけだから…

「それだけは絶対いやだ…」

その波を上手く乗りこなして「歌って踊れるアイドルとしてデビューするんだ!…」という事務所の愛のある気持ちに気づかせてくれた事にむしろ感謝しています。



「よ、よし…が、頑張ろう…」



でも何人もの大人の前での水着撮影なんて恥ずかしいな…

いやだな…(本音)







category:アイドル活動/夢/目標
タグ: グラビア撮影 ジュニアアイドル 水着
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