神奈「『きゃあああっ!』」
朔哉「『ジュビア!!』」
朔哉「『(試験で魔力を消耗したハンデがあるとは言え二対一……ここまで苦戦を強いられるとは……)』」
秋乃「『13位……』」
朔哉「『ジュビア離れてろ! こいつは私がやる!』」
秋乃「『エルザ・スカーレット……貴女は4位……』」
朔哉「『なんの順位だ!?』」
秋乃「『わたしが決めた、お前たちを殺す優先順位』」
朔哉「『くだらんな』」
秋乃「『大事なことよ?』」
神奈「『きゃあああっ!』」
朔哉「『なぜジュビアを狙う!!』」
秋乃「『13位なんてゴミだから……早めに片付けておくのッ!!』」
神奈「『ああああっ!!』」
朔哉「『しっかりしろジュビア!! ……っ、!!』」
秋乃「『……3位はギルダーツ……でもこの島にはもういないようね。2位はマカロフ。だけどハデス様にやられているとは』」
朔哉「『マスターが2位だと……!? お前は、マスターより優先順位の高い者がいるというのか!!』」
秋乃「『1位はグレイ……グレイ・フルバスター……!』」
朔哉「『な……っ!? なぜ、グレイが……!?』」
秋乃「『ウル、ティアの母を、殺した男……ッ! ウルティアを悲しませた男!! わたしのウルティアを……、傷つけた男ッ……!! 絶対に許さないッ!!八つ裂きにしてやるッ!!』」
朔哉「『しまったっ!』」
神奈「『……許さない……? それはこっちのセリフです……誰の命を、狙ってるってぇ……?』」
秋乃「『(な、なんだこいつっ……、13のくせに……っ!!)』」
朔哉「『お、落ち着けジュビア!』」
神奈「『落ち着け……? この女がグレイ様を狙っている……理不尽な理由で……』」
朔哉「『あ、いや、その……』」
神奈「『これが、落ち着いていられますかぁ……?』」
神奈「『ジュビアはこの女を許さないっ!!』」
神奈「『ウォーター・ディプラ!!』」
朔哉「『(ジュビア……試験で私と戦ったときとはまるで別人……)』」
朔哉「『(想い人への強い気持ちが力となる……。これが、本来のジュビアの力……)』」
神奈「『エルザさん! ここはジュビアに任せてください! 早くウエンディさんを見つけて、そして、グレイ様を……!』」
朔哉「『了解した。ここは任せたぞ!!』」
秋乃「『4は逃さない!! マギルティ=レーゼ!!』」
神奈「『ウォーター・スライサー!!』」
秋乃「『――ジュビア、お前に僅かな天国と、大いなる絶望を見せてやろう。さあ、思い浮かべろ。愛しき者の姿を……』」
神奈「『(グレイ様……)』」
秋乃「『それだ! 感覚リンク!!』」
神奈「『ああああ!!』」
楓「『っ!? な、なんだ!? この痛みは……!?』」
秋乃「『失われた魔法、マギルティ=センス』」
神奈「『な、何をしたの……?』」
秋乃「『ジュビアとグレイの感覚をひとつにした。これは対象への強い想いがなければ繋げない』」
神奈「『じゅ、ジュビアとグレイ様が、ひとつに……!?』」
秋乃「『感覚が、ね……』」
楓「『今度はなんだ!? 急に顔が火照ってきたぁ!?』」
秋乃「『いい気分でしょう……? 二人の感覚を完全に共有するのは』」
神奈「『て、天国のよう……! 悶え死にそう……!』」
秋乃「『だけど、この魔法は痛みすら共有する!!』」
神奈「『きゃああ!!』」
楓「『ぐあああっ!!』」
秋乃「『お前が受けた痛みは、全てグレイも感じている』」
神奈「『そんな……グレイ様を、傷つける気ィ!? でぇりゃあ!!』」
秋乃「『(ばかな……! まだ魔力が上がるの……!? こんなに強かったなんて……! 想いが力になっている……!?)』」
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