苗字名前の辻新之助に対する考察 2


出水に何で辻に絡んでるんだって聞かれたのでありのままの自分を見せてみたらバカにされた。出水てめぇ。対する辻はさっきまでの硬直状態とは打って変わって少しだけ表情に変化あり。


「なに?辻もしかして気にしてる?」
「っ!!え…あ…っ」
「会話にならねぇなまじで」
「めんどくさいなぁ…仕方ない。辻、こっち見ろ」

どもりにどもりまくってやがる。仕方ない、会話にならないならもう読み解くしかない。決して辻との会話がめんどくさいって思ったわけじゃない。いや嘘、めっちゃめんどくさいって思った。一向に目を泳がせまくりの辻にいい加減苛立って頬を両手で捕まえて無理やり目を合わせる。あ、綺麗な瞳してる。いっこ発見。


「おい名前!?お前!その眼!……黒トリガーまで使うかよ普通」
「これが一番手っ取り早い」
「あーあ辻がショートしちまったぞ」
「すぐ戻るでしょ。出水どうにかしろよ」
「お前ひでぇな」

戦神の鎖発動して深層心理に入り込む、会話が成立しないなら何考えてるか視てくるのが一番手っ取り早い。金色の瞳を他人に見られるのは好ましくないがもうめんどくさい。此処に居る二人は知ってるしもういいよって半ば諦めである。暫くして辻が復活した。未だ顔は真っ赤だが。そんな事はまぁどうでもいい。


「辻さぁ、やっぱ女子に為すすべなくやられるのは不甲斐ないって思ってるんじゃん。だったら何時までもコミュ障してる場合じゃないデショ」
「お前はちょっとは言い方考えろよ」
「出水黙れ。そこでだ辻ちゃん。いきなり加古隊や那須隊、木虎辺りとやりあっても埒があかないだろう。だから同級生のよしみとして私で訓練しようか」

まさに名案。ニヤリと笑えば辻は驚いた表情で固まってるし出水はデカい声出して馬鹿じゃねぇのとか言ってる。出水ほんとぶった斬る。


「私は辻と本気でやり合えるし、辻は女子への苦手意識が薄まれば万々歳だし一石二鳥じゃん」

どうする?と、金色の瞳を辻に向ける。暫くの間の後、コクリと頷いた。無言で頷いた辻から流れ込んでくる意志は何時も見てるコミュ障野郎からは想像出来ないくらい強いものだった。



考察結果:私ちょー優しい
(辻騙されてるぞアイツはそんな奴じゃない)
(うるさいだまれいずみぶった斬る)
ALICE+