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夜守澪 Mio Yomori

「臨床検査技師の夜守澪。きみとは同い年!26歳です。宜しくねえ」
「昔は……お医者さん志望だったこともあったかな。そうだねえ、日本には居なかったよ。法医学もちまちま摘んでたけど、専攻じゃなかったし……分かんないものだね、未来って」
「……オックスフォードに、二年。それでも22に卒業して、一年間イギリスで働いて、日本に帰ってきた。UDIで働き出したのは去年かな。ちょうどけーさんと同じくらい?元は内科医だったかな。あ、六郎くん医者志望なんだっけ」
「家族が、いないから。わたしにとっての家族は、けーさんだったの。……分からない。突然、死んだ。目を開けたら家族が死んでた。蚊帳の外だったのは、わたしだけ。助けてくれたのはお兄ちゃんだけだった。系お兄ちゃんだけだったの! ……家族なの。ゆきこちゃんは、お姉ちゃん。年が離れてたから、外から見たら、みんなで親子みたいだねって、笑ってた。それでも! それでもさあ、お兄ちゃんの助けになれないんだよ、わたし。わたしは助けて貰ったのに。こんなに悔しいこと、他にある? ……わたしね。ミコトちゃんに、なりたかった」
お相手:久部六郎

26歳。物語開始一年前からUDIに所属する臨床検査技師。元は世界でも一桁代に入るほど難関の英オックスフォード大学医学部に所属し二年飛び級した異例の日本人女性。天性の才能を持つが帰国して日本の大学に勤務した際に子供を医療ミスで殺してしまいトラウマになってしまってUDIのラボの誘いを受けた際は臨床検査技師として参加。無論きっちり法医学を勉強してから参加した。中同班執刀医の中堂系とはいとこ。家族を喪った澪にとっての兄であり父。医者になろうと思った理由がそもそも中堂にあるので、相当懐いている。また医療関係者として働いた経験が26歳にして四年とその歳にしてはそれなりに長いが基本三澄班は東海林に任せて澪は中堂班に専念している。坂本が入るまでは中堂班の技師で、坂本が抜ける前までは個別で動いていた。
中堂系を兄として父として慕っており、当然のごとく八年前のことも知っている。糀谷夕希子のことは姉として母として慕っていた。元より中堂を尊敬して医学者になりたいと思っていたが糀谷の死を受けて一人でも人を死なせたくないという気持ちからもっと上を目指すようになる。その結果がオックスフォードの医学部を二年で卒業。余りにも異例。
同僚のことは好きだし第二の、いや第三の家族くらいには思っているが、中堂のことに関してはわりと複雑な様子。支えたくても支えられなかった中堂をいとも容易く支えるミコトに憧れており、多少嫉妬もしている。何がダメだったんだろう。同じ立場じゃなきゃダメだったんだろうけどわたしがそこに居ても折れてはくれなかっただろうなということを察した。ここまで言っておいて中堂に抱いているのは恋慕じゃない。でも初恋だった説は浮上している。中堂もちょっと澪に甘い。身内の欲目みたいなものかな。
なお容姿はかなり良い方。解剖をする人間としてなかなか見ない長髪は清潔でおしゃれでかわいい。いつもいい匂いがする。多分花の匂い。この間中堂がトイレの匂いって言って怒られてたの見た。

木林南雲は気のおけない悪友で、仕事外では「南雲」と呼ぶ。あちらの方が年上だが容赦なくタメ口。一時はデキてた説も浮上していたが両方の否定で撃沈。本当に悪友。たまにラインで軽口とかやり取りする。
どちらかというとお互いに気になってるのは同い年の久部六郎とか。医者志望ということもあって通じるところがあったのか、それとも、という感じ。医大生しながらバイトしてる久部六郎は澪へのアタックが露骨になったので中堂がわりと本気の牽制をしている。うちの娘はまだ嫁に出さない。

アンナチュラル