おれとLilyは血の繋がらない兄妹であった、
Lilyは新郎と顔を合わせて幸せそうに笑みを浮かべていた、至上の喜びというやつだろう。入る隙がない、ひっそりと心中で祝福しようと思っていたが何かが引っかかってそれが出来ないでいる。違和感だ、新郎に対する妬みからではなく彼自身から漂うきな臭さを感じ取っていた。