すき、うそ、きらい、すき
ザーザーと降る雨
こんな日は外に出ずに家でのんびり過ごすのが一番なんだけど…
「なんで俺の部屋でくつろいでるのー!?」
「…うるさいなぁ」
ボフッとベッドに頭を埋める名字
それ、俺のなんだけど…
仕方がないからベッドの横にゴロンと横になって昨日買った漫画を読む
「つな、」
「なに?」
「すき、」
「………ぅぇえええっ!?」
ガバッと起き上がって名字を見ると、ニヤリと笑って「うそ。ほんとはきらい」と言った
「名字…それはそれで傷つくんだけど…」
「……つな、」
俺がそう言うと真剣な顔をして名字が俺を呼んだ
次の瞬間
目の前に名字の顔がドアップになって口に何か柔らかいものがあたった
「ごちそーさまでした。」
名字はそう言ってまたニヤリと笑った
「え、い、今…キ、キ、キ…キス……うぇぇ!?」
今、キスされたよね!?
な、なんで!?
っていうか、俺初めてなんだけど!?
「ほんとのほんとは好きだよ綱吉」
珍しく名字がちゃんと俺の名前を呼んで普通に笑うから俺の心臓は爆発寸前だ。
title by ロストガーデン