のんびり旅行記・集う詩の章

嘉明・早茶


嘉明〜。これ美味しい! ね、食べてみて!


俺はいいから、美味いならお前が食べろよ


そんなこと言わない〜。ほらほら〜!


あ、ちょ、鯉杏! ちょ、ストップ! 待てって! おいってばっ


よう! 鯉杏! 嘉明!
聞き覚えのある声が聞こえたと思ったらおまえたちだったんだな!


パイモン! 旅人も!


久しぶり


久しぶり〜。二人も新月幹に来てたんだ? 早茶?


おう! おまえたちは……って言うまでもないな。
嘉明はいつも早茶を奢ってくれるし、鯉杏はいつもそんな嘉明と一緒だもんな


んー。まぁね〜


気づけばいつもいるよな、お前。まぁいいけどよ。
それよりここで会ったのも何かの縁だし、お前らの分もオレに奢らせてくれ。何でも頼んでいいぜ


え!? いいのか!?


遠慮するなって。その代わり土産話でも聞かせてくれよな。色んな冒険してきたんだろ?


噂話と実際に聞くのじゃ結構変わるからね〜


そういうこと


へへっ、そういうことならオイラに任せてくれ!


嘉明がテーブルいっぱいに注文してくれた料理を味わいながら、これまでの冒険をパイモンは誇らしそうに語る。

嘉明の相槌と鯉杏の明るい笑い声が混じる早茶はあっという間に進んだ。


はぁ〜! 食べた食べた、オイラもうお腹いっぱいだぞ! 奢ってくれてありがとな、嘉明!


こっちこそ。楽しい時間をありがとうな。
またお茶しようぜ


おう! それじゃあ嘉明、鯉杏、またな!


また


またな〜!


ばいば〜い
















鯉杏・視線の先
ストーリー解放条件 嘉明・早茶クリア後、に発生


鯉杏、こんな時間に何してるの?


ん〜? あはっ、ここから何か見えない?


何だろう……?




! ……嘉明?


そ。夜でもこうして練習してるんだよ。頑張り屋さんだよね〜


もっと近くで見なくていいの?


わかってないな〜。ここから見るからいいんでしょ?


練習の邪魔になるから?


旅人は私がそんなこと気にするように思う?


うん。思うよ


ふーん……旅人って案外見る目がないんだね


そうかな?


そうそう。
ほんと、なーんも分かってないんだから


そう言う割に鯉杏はどこか楽しそうだ。それからは無言で嘉明の練習を見ていた。
縦横無尽に駆け回る嘉明のダイナミックな動きは、練習であっても大いに目を楽しませてくれた。


さてと。私はそろそろ帰ろうかな。
明日も朝から薬を届けないとなの。旅人も早く寝なね〜


うん。おやすみ、鯉杏


うん。おやすみ、旅人
















嘉明・舞台
ストーリー解放条件 鯉杏・視線の先クリア後


あれ、旅人! 奇遇だな。遺瓏埠まで来てたのか


ナイスタイミング! これから嘉明が舞台に上がるところなの


それって……獣舞劇が見れるってこと?


そーいうこと。
せっかくだから見てってくれよ。損はさせないぜ


さ、一名様ご案内〜




ハァー! ヤァッ!


嘉明ー! サイコー! あははっ


ね? 来てよかったでしょ?
海灯祭で披露してからますます嘉明ってば売れっ子になって、今じゃ席をとるのだって一苦労なんだから


ラッキーだったね〜


うん。鯉杏の言う通りだ。来てよかったよ


ま、どうしても見たいって言うなら私が融通してあげる。私ってば沈玉の谷じゃちょっとした有名人なんだからね


知ってるよ。鯉杏先生


分かってるならよろしい。なーんてねっ


二人とも何盛り上がってるんだ? オレも入れてくれよ


ん〜? これが終わったら嘉明が早茶にでも誘ってくれるかな〜って話してたの。ね、旅人?




……


鯉杏。あんま困らせちゃダメだぜ。旅人を


ちょっとからかっただけだもん。それで、連れて行ってくれるの? くれないの?


普通なら舞台に立った奴は労われる方なんだけどな。
いいよ。そっちの方がオレも性に合ってる


旅人も。遠慮はするなよ


いい、のかな……? これで……


いーのいーの。さ、早く行こー! 誰が先に着くか競争ねー!


あっ、おい鯉杏! ったく、あいつはもう……オレたちも行くか、旅人


競争だー!


待てー! 鯉杏ー!


あははっ! ここまでおいでー!