レノくんはいつも私のことを考えてくれる。
「ちゃんと食べてください。これ弁当作ったんで」
得意の料理でご飯を持ってきてくれたり。
そんなレノくんを意識すると上手く話せなくなってしまって、最近は無意識に避けてしまう。
「待ってください」
手首を掴まれる。
「俺、何かしましたか」
「ううん、」
「じゃあ避けないでください」
「む、無理なの……」
「……俺のこと、嫌いですか」
「ちがうの」
声が震えた
「……これ以上は、好きになっちゃうから」
後ろからぎゅっと抱きしめられる。
「……レノくん……?」
「……すげぇ嬉しい……」
「……え」
「こっち向いて」
「……」
「……俺の方が、あなたのこと、愛しくて、どうしようもないんです」