Twilight /ci
俺が彼女と出会ったのは夏の黄昏だった。
川辺で座っている彼女は何かを真剣に考えているように見えていた。
俺はただ、そこまで何を深刻に考えているのだろうと思っていた。
それが一日、二日ならまだしも毎日のようにずっと居るから不思議に思い俺は彼女に話しかけてみることにした
「なぁ、あんたはなんでずっとここにおるん」
そういうと彼女は俺の方向を向きじっーと見つめる。
俺の顔に何かついているんかな。
眼鏡をかけ直す
「貴方は私が見えるの」
そう疑問系にして聞いてくる。
質問を質問で返してきたのだ。
「見えるで。なんなら他の人も見えているはずや」
なんて言えば道を歩く人達は見えていないのか普通に通り過ぎていく
「私ね、この川で死んだの。それから、この川から離れられないまま、ここに居たの」
彼女の格好は確かにセーラー服のこの辺の女子高校生と変わることも無い格好だ。
「そうなんや....」
俺は話を彼女の聞きここでずっと彷徨っている子なんだな。
死んだ人が生きていた頃にやり残したことがあるとあの世に行けず現世に取り残されるって言うのは本当らしい
「私ね、虐められていてね好きな人に想いを言えなかったの。多分、それが気がかりにであの世に行けないんだと思う」
「そうなんや。」
「お兄さんにこんな話しちゃってごめんなさい。私なんかの話なんてつまらないでしょ」
「別につまらなくないで。君みたいな子がこの世にはいるんってことをしれたことは良い経験になったし」
「そっか....お兄さんは優しいね」
彼女は笑顔で言う。
昔、自分の好きだった彼女と似ている笑顔
何か彼女を見ている心が痛くなっていく
「今日、貴方と話せて貴方の顔見れてよかったよ。チーノ」
そういうと彼女は俺に向かって手を伸ばしてくるがその手は砂に変わっていく。
「最後に話せてよかった....」
なんて泣きながら彼女は暗闇消えていく。
「まだ、俺は、言えて、ないのに」
俺の頬に伝わる何かは止まらずにいる
「なぁ、俺は、好きだって、、、言えてないのに、消えといてよ、、、」
立ち上がって俺は川に向かって
「俺は愛してるで!!!」
大声で叫ぶ
「私もだよ」なんて風が吹く共に耳元に入ってくる。
また、会えたらええな
なんて思いながらも安らかにして欲しいものだなと思う。
「また、ここでな」
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