目覚めた朝はいつも
少しだけ空いているカーテンの隙間から朝日の光が漏れだしている。
太陽が昇るにつれ、少しずつ移動してきた光が、部屋の中で眠っている少女の顔を照らしていた。
色素が薄く、少し青みがかかったような髪も朝日に当てられて鈍く光っているようだった。
『ん………』
眩しかったのか、少女の顔が少しだけ歪んで身じろぐように寝返りを打とうとしたが、窓をコツコツと叩く音にそれは遮られた。
ゆっくりと開かれた瞳が露わになる。
まだ、焦点の合わない瞳をそのままに少女は起き上がり、ベットから降りた。
寝ぼけているのか、おぼつかない歩き方で窓に近づき、そっとカーテンを開けて、朝日を浴びる。
窓の外にいる、モーニングコールの犯人にそっと微笑み窓を少し開けると、そよそよと風吹いて少女の短い髪を優しく揺らした。
モーニングコールの犯人は、いつもと変わらず我が物顔で部屋に入ってきて部屋の中を飛び回っている。
『いい天気………』
テーブルに置かれた新しい額あてを撫でて、彼女はまた嬉しそうに微笑んだ。
今日から彼女は忍者になる。