涙を見せない貴方に私からかける言葉もないでしょう。
偽りの顔で何人もの人を騙し、自分という存在も忘れてしまったの?
貴方が迷わぬように、貴方が涙を流さずに泣かないように、私が貴方を肯定してあげる。
貴方を愛してあげるから。
どうか、貴方の行く道先が光で溢れていますように
私を想って、涙を流せますように
愛するってことは、目の前にあるものだけを愛するのではなくて、
過去も未来も抱きしめてあげることなのかもしれない。そう思うんだ、貴方を見てると。
どうか貴方に幸あれ
29.06.04
親愛なるA嬢に捧ぐ