「うーん、でも私はやっぱり清楚系が一番だと思うなあ〜」
私は試着室に篭もりっきりになり、次から次へと来るお洋服の試着をしていた。
「シャルは今までのでどれが良かったですか?」
「ん〜……やっぱりワンピース系が良いかな、脱ぎ着しやすいし」
「よし!じゃあワンピースに絞ってもう1回見てこよう!」
「はいっ!」
まだやるんかい!
結局購入したのは計10着。
隣にランジェリーショップもあったのでついでに下着を5着購入。
私は3人の中で一番サイズが大きかったらしく、嫉妬の嵐だった。
「そうだ!記念に3人でお揃いのものを買いませんか?!」
「イイね!じゃあ先に、サソリボイジャーに荷物載っけちゃおう!」
2人は荷物を持ち、ボイジャーの方へと向かっていった。
……2人とも、スティンガーの事をお忘れでは??
心配になった私は、スティンガーと別れたベンチへと向かった。
……あ、いた。
「お待たせスティンガー、ごめんね」
ああ、明らかに不機嫌な顔してる。
「…………遅い」
「いっぱい試着しちゃって、へへ」
ごめんね、と言おうとすると、ずいっと小さな紙袋を渡された。
「えと……これは?」
「……記念に」
「開けてもいい?」
ぷいっとそっぽを向いたまま動かないので、それをOKと見て中身を見た。
中から出てきたのは、綺麗な純白のイヤリングだった。
「綺麗……!付けて、いい?」
そう言うと、スティンガーは何も言わずに私の両耳にイヤリングを付けてくれた。
「ありがとう! ……どう? 似合ってる?」
頭をふるふるとさせながら聞くと、返ってくるのは「ああ」の一言だけ。
「……ややこしくなるから、この事は秘密にしておけ」
何がややこしくなるのだろうか、と思ったが、"秘密"というパワーワードにやられ、口外するまいと思った。
「あー!こんな所にいた!シャル、行こ!」
ボイジャーから戻ってきたらしいハミィに呼ばれ、私はお揃いのものを買うべく、またスティンガーと別れたのだった。
//2018.09.25
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