『……それは、そうかもしれない。』
「な、そやろ!!あ、〇〇ちゃん、まだ時間ある?」
『今日はもう、何も無いよ。急にどうしたの?』
「じゃあこのまま歌う歌もいつ出すかも決めよ!!」
『……ふ、はは!もうやる気、満々だね』
もうキラキラが湊くんから出ているように見えるくらいに、わくわくしている湊くんがなんだかおかしくて、笑ってしまった。
「んは、俺コラボ楽しみにしてたんよ!ようやくちゃんと決まりそうやし!ね、ええやろ?」
断られるとも思ってなさそうな笑顔でこっちを見てきた湊くん。
元から断る気なんてないけれど、ずるい男だと思いながら了承の返事をした。
『……いいよ。このまま決めちゃおう。……私も、楽しみになってきた』
君が私の手を引いてくれるなら、私はどこにだって行けるような、そんな気がした。
「……〇〇ちゃん、無自覚か??ずるやん!!もう!!かわいい!!!」
急にギャンっと騒いだ湊くんにびっくりして椅子がガタッと音をたてた。本社ででかい声出してそんなこと言うなんてやめてくれ……!!!
『声でかいし湊くんの琴線にどこが触れたのか分からないよ…………』
「全部よ、もうそれが小悪魔!!恐ろしいっ!」
『全然、訳がわからないよ……』
「もういいわ!何歌うか決めよ!!」
『本当に急だなぁ……わかったよお、わかったからでかい声出さないで』
でもなんだかんだ、それが湊くんといる楽しさでもあるなぁなんて思った。