彼の朝はとても早い。朝の日の出よりもずっと早くに目を開けた彼は、手早くシャワーを浴びてクローゼットからいろいろな形や色のワイシャツをたっぷりと吟味して今日の一枚を取り出した。ネクタイも種類がある中から一本。ネクタイピンは友人たちから贈られた大事なものをいつも使っている。薄紫の淡い色の長い髪をいつものように首裏辺りで2つに分けて縛る。かつて友人から一瞥すると女のようだと言われたがこの髪型が気に入っているので、これ以外にするつもりが彼にはなかった。きれいに磨かれた革靴を取り出して、履き慣らす。
リビングへ出ると、翼を畳んだ鳥ポケモンたちすでに目を開けて朝食を口にしている。いや、朝食と言うには些か早い時間なので、夜食とでも表現しておこうか。ガリオンも冷蔵庫の中から作り置きのサンドウィッチを取り出して一つ口に咥えたままロズレイティーの缶を取り出して、お湯をわかすためにガスコンロをつけた。
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