嘘つき、きらきら
嘘は嫌い。嘘つきも嫌い。私はいつだってそうやって生きてきた。自分だって本音で生きていない。自分だって嘘をつく。そんな矛盾を抱えて生きていた。
「それじゃあ、ボクのことは?」
目の前の男が問う。星月夜に輝いて。染めてるんだか地毛なんだか分からない髪の毛が星の光に照らされていた。きらきら、きらきら……瞬く。星粒と月灯に照らされて……、
「きらいよ」
嫌いに決まっている。この
「アンタなんて大ッキライ!」
でも、私のことだって私自身が一番大嫌いな女だ。
嘘を嫌っているくせに嘘をついて。強がって、見栄張って、知らないふりをして。本当は誰よりもあなたが好きなのに。
それを告げると私への興味を失うあなたから、いっぱいの視線をもらいたくて……私は今日も嘘をつく。
誰よりも嘘つきなあなたを誰よりも愛している私は、きっと誰よりもずる賢い嘘を身に纏っている、のだ。