崩れかけの二人
このままではいけないと、そう思っているのは私だけだったようだ。
「そんな怒んなって、な?」
なんて悲しくなるほど聞き慣れてしまった言葉と共に、彼は私を抱きしめてキスを落としてくる。そのハグが悲しいと言っているのに、そのキスが虚しいと言っているのに、彼は何一つとして分かってはくれない。
「オレが愛してんのはオマエだけだよ、ナマエ」
その言葉にどれだけあなたの心がこもっているのやら。私はそっと瞼を下ろすと同時に心の穴にもふたをして、雨のように降ってくるキスと言葉を静かに受け止めた。
* * *
真夜中。夏と秋の移り変わりの最中である今の時期は、湿気の影響でベタつくような暑さが体にまとわりついてきて寝付きが少し悪くなる。
彼――蘭が寝ていることを確認した私は、そっとベッドから抜け出してキッチンの方へと向かった。
冷蔵庫を開け、冷えた紅茶のペットボトルを取り出す。棚から使い慣れたマグカップを一つ取り出して紅茶を注いで一口飲めば、冷たい紅茶が喉を潤してくれた。
薄暗いリビングには特段光などない。蓄光素材で作られているリモコンのボタンたちがぼんやりと光っている程度だ。
私はこの静かな空間が好きだった。暗闇に目が慣れてもよく見えるわけでもなく、光がないから何かが目立つわけでもない。全部が上手く見えないから、見たくないものも見えなくて済む。
蘭と付き合ったのはもう半年ほど前だ。交際を申し込んできたのは蘭で、私も私で気があったからそれを承諾して付き合った。そう、お互い好きだった。当時は。
だけど今になって思う。あれは本気だったのだろうか、と。
『オレさぁ、オマエのこと好きなんだよね。だからオレのカノジョになってよ』
当時の言葉を思い出して私は溜息を吐いた。うん、やっぱりアレは私が思い上がって本気だと信じて承諾してしまったのが悪い。
私と蘭は同い年だ。でも別に学校が同じとかそんなことはなくて、後になって蘭が六本木のカリスマだとか、逮捕歴があるくらいの不良だとか、そういう諸々のことを知った。
確かに出会った当初から独特の雰囲気はあったし、時折ちょっと不穏な空気を感じることもあった。特に弟の竜胆くんと一緒にいる時なんて、道を歩く人たちが一瞬驚いたような顔をして二人をチラッと見てすぐに視線を外していたから、只者ではないのだろうと薄々感じていた。
そして付き合ってからも、私よりずっと綺麗な女の人や、キラキラを身に纏ったような派手な女の子たちが蘭に声をかけてくることもまた、よくあった。
「……はぁ」
最後の一口を飲み干し息を吐く。正直なところもう疲れてしまった。
何となく分かってはいた。スラリとした長身に独特だけどおしゃれで綺麗な髪、その身にあった私服を纏って歩く蘭は格好良かった。きっと同年代の女性からすれば無視できない存在だろう。
だから私よりも恋愛経験とか、男女のあれそれの経験があるだろうというのは分かっていた。分かっていたのだが――
「……分かっててもキツいのはキツい、よねぇ」
恋愛経験がゼロに等しい私にとって、その経験の差から生まれるすれ違いや認識の違いなどは結構心にくるものがあった。
彼女たちと蘭がどういう関係なのかは知らない。でもきっと私よりもずっと早く彼と出会っていて、その分彼のことを知っている。それがどういう意味で知っているのかはさておき、その間に私は割って入ることができない。
彼女だから行けばいいじゃん、なんて前に竜胆くんから言われたことはあったが、私と並ぶよりずっと絵になる並びを壊しにいける度胸は私にはなかった。
劣等感。敗北感。きっとそんなところだろう。私も私なりに可愛く綺麗に見えるように努力はしてきたつもりだ。だけどやはりどうにも彼の隣に立つ自分と、彼の周りに集まってくる女性たちを比べてしまっては、圧倒的な差を感じてしまうのだ。
似合わない。私に蘭の隣は重たすぎた。この煌びやかな都会に馴染めていない私は、彼の隣に立つ資格と釣り合っていないのだ。
それでも私はどうしようもなく蘭のことが好きで、奇跡に等しいくらいの確率で竜胆くんとはまた違う意味で彼の隣という居場所にいられる権利を手放したくはなかった。
だから私は枯れてしまうのではないかと思うほど勇気を振り絞って、ほんの少しだけ彼にわがままを言った。
『蘭にも付き合いがあるのは分かるけど……私といる時だけでいい。ほんの少しだけでいいから、女の人といるのを控えてほしい』
これを言ったのはつい数週間前のこと。この時の蘭の顔はこの先も見られないんじゃないかと思う驚いた顔、それこそ鳩が豆鉄砲を食ったような顔だった。彼もこんな顔をするんだなんて思っていたけど、そんな気持ちの余裕なんてすぐに彼によって失った。
『へぇ、かわいーこと言うじゃん。ま、オマエも言ってたけどオレにもオレの付き合い≠ェあるからなぁ。許せー』
そう言って彼は今日と同じように私をハグし、そして雨のようにキスを落としてきたのだ。当時はその行動の理由がよく分からなかったが今なら分かる。私が必死に訴えた私の気持ちは、彼にこれっぽっちも伝わっていなかったのだ。
気持ちよくも満たされもしない。それなのにどうしてかこれらを受けると溜飲を下げてしまう自分がいてそれがまた悲しくて、悔しくて、苦しかった。
それからだ。私が少しでも眉を下げれば、少しでも目を伏せたら、彼は「はいはい」と言わんばかりに私を抱き寄せて子供をあやすかのようにキスをしてくるようになった。
別に彼からのスキンシップは嫌いではない。でもそれはあくまでもそこに愛情があれば、の話だ。私を好きだと思ってくれているのだと感じられたら、私だってまだこんなに悲しく虚しい思いを抱えることはなかったかもしれない。
以前これを竜胆くんに少しだけ相談してみたことがあった。長年蘭と一緒にいたから、今までの恋人に対しても同じ対応だったのか気になったのだ。
私の問いを受けた竜胆くんは少し唸った後、変わらない表情と声色でこう答えた。
『多分、してたかも――』
蘭は恋愛経験が私よりずっと多いから、豊富だから、知っていたのだろう。そうやってわがままを言う女の扱い方を。ハグしてキスをして「好き」だの「オマエが一番」だの言えば、きっと皆満足して納得して、私のように無理やりではなく自然に、溜飲を下げていたのだろう。
でもそれはきっとその相手≠烽ワた、蘭と同じくらいの恋愛経験があるから、そうできたのだ。蘭が初めての恋人である私には、とてもじゃないが無理だ。
まだベッドに戻る気が起きない私は、出しっぱなしだった紅茶のペットボトルを冷蔵庫の定位置に戻すと、ペタペタと小さな音を立てながら素足でフローリングの上を歩いてベランダへと向かった。
閉められていたカーテンを少しだけ開けば、空に浮かぶ月が静かに輝いているのが見えた。
窓の鍵を開け、そっと開く。まだ夏が残るベタついたぬるい夜風がパジャマの布に守られていない顔や腕などにまとわりついてくる。
少しだけ涼しくて、でもやっぱり少しベタつく暑さがあって、それでも一人で浴びた夜風は私の中にあった憂いを少し消してくれた。
きっと隣に蘭がいないからだ。だから私は何も思うこともなく、考えることもない。でもそれに小さな物足りなさのようなものを感じてしまう自分がいることに気づいて、悲しかった。
どれだけ辛くても、苦しくても、悲しくても、虚しくても――私は蘭のことが好きなのだ。
「無理、だなぁ……」
蘭から離れることと、この胸の内に降り積もってしまった諸々とこの先も付き合っていくこと。どちらにも向けてそう呟く。
わがままだとは思う。欲張りとも思う。だけど今の状況をどうにか変えなければ、いつかきっと私がダメになる。耐えきれなくなってしまう。辛くて苦しくて悲しくて虚しくて、私はきっと彼を好きでいることをやめたいと思ってしまう。
こんなにも思い悩むのは私の恋愛経験が乏しいからなのだろうか。ぐるぐると何十回も考えたことを考えて、また悲しみが胸に積もる。
「なにしてんの?」
ふと、後ろから声がした。振り返ると、ベッドで眠っていたはずの蘭がそこに立っていた。
暗闇で顔はよく見えない。でも向けられている視線からして、怒ったりしているわけではなさそうだった。
「ちょっと目が冴えたから、夜風に当たってただけだよ」
「ふーん……」
特別抑揚があるわけでもない返事をした蘭は、パタリパタリと履いているスリッパで音を立てながら私のすぐ後ろまでやってくると、静かに私の腰に両腕を回してきた。
「へぇ、きれーじゃん。月」
「今日は十五夜らしいよ」
きっと興味なんてないだろうな、なんて心の中で呟く。彼はこういうものには対して興味がなさそうだから、きっとまた先ほどと同じ「ふーん」という興味なさそうな返事が返ってくる。そう思っていた。
「十五夜ってことは、月見団子買わねーとじゃん」
彼が十五夜というワードから話を広げるとは思わなかった私は、返答の言葉を失ってしまい、そのまま黙っていた。するとそれを不思議に思ったのか、蘭が「どうしたー?」と私に声をかけてきた。
「あぁいや……。蘭がまさか十五夜から話を広げてくるとは思わなくて、ちょっとびっくりして」
「オマエ、オレを何だと思ってるわけ?オレだって季節のことで話くらいするけど?」
さも当然だ。という声色で返された私は、とうとう何も言えなくなってしまった。まさか彼がそういう人だとは思わなかった。何せ彼は芸術やファッションなどの自分が興味のあるもの、または興味を示したもの以外の話を振られると、良くて適当に言葉を返し、悪ければ「何?」という言葉と共に冷たい睨みを向けるのだ。私はそれを何度も見てきた。
それこそ彼の周りによくいた女性たちの一人が、たまたま近くにあった花屋さんの花が綺麗だと話した時のことだ。その女性はどうやら花が好きだったようで、キラキラした顔で花屋さんの軒先に置かれている季節の花々のことを彼に話したのだ。だけど彼は至極興味がないという顔で「で?」と一言だけ言ったのだ。あの時の女性の顔は少し悲しげに見えて、こちらの胸もチクリと痛んだものだ。
他にも色々あるがつまるところ私は、彼は十五夜に興味がないと思ったのだ。季節に関する話なんて振っても、興味なさそうな返事を一つ返されてからベッドに戻っていくとか、そんなことを考えていたのだ。
「月見団子ってどこに売ってんの?」
「えっ」
「……オマエさ、さっきから変じゃね?オレと話したくねーの?」
「いや、えっと……」
まだこの話をするのか、と驚いてまた上手く返事ができなかった私に、蘭が少しだけ不機嫌そうな声色で問いかけてくる。それと同時に私の腰に回された腕に力が込められたのが分かった。
いけない、機嫌を損ねてしまった。
「そういうわけじゃ――」
「オレはナマエと話がしてーんだけど」
話がしたくないわけじゃない。ただ意外なことばかり起きたから、その度に言葉を一瞬失ってしまっているだけだ。
だけど、蘭が私と話がしたいと思っているだなんて。やっぱり意外だ。
「蘭は、私と話がしたかったの?」
「だからそう言ってんだろ?人の話はちゃんと聞けよなー」
「……意外」
「は?」
頭を少しだけ上に上げ、頭上にあった蘭の顔を見上げる。彼は視線に気付いたのか、ゆらりと私の方を向いた。編まれていないツートンの髪が月光に照らされていつもと少しだけ違う雰囲気を生み出している。こんな時すら好きだなと思ってしまう自分が脳天気すぎて溜息を吐きそうになる。
「蘭、私にそこまで興味ないと思ってた」
「……何言ってんの?オマエ」
「ただの気まぐれか、あとは同い歳だけど恋愛経験が乏しいことが珍しくて傍に置いてくれてるのかと思ってた」
私の目を真っ直ぐ見つめる蘭の瞳が少しだけ細められた。顔が無表情なのが怖い。彼が今何を思っているのかが全く分からないから。
見上げることに疲れたのと気まずさから、頭を下げて元の位置へと戻す。言ってしまったなぁ、なんて思いながらもこの際だからずっと抱えていたことを言ってしまおうとも思った。
「そもそも、私みたいな目立った可愛さも派手さも綺麗さもない女が、蘭の隣にいること自体がちょっとおかしな話でさ」
今なら少しくらい、私の話に耳を傾けてくれるだろうか。私と話がしたいと言ってくれている今なら。そんな一縷の望みを抱いた瞬間、堰を切ったように胸の内に降り積もったものが口から言葉となって溢れていった。
「普段から蘭の周りにいる女の子たちの方がよっぽど絵になる。こんなちんちくりんな私よりずっとずっと絵になる。……なんの気まぐれで私に告白してきたのかは知らないけど、私は蘭よりずっとずっと恋愛経験が少ないから不安になるし、自信もないんだよ。だから――」
「ストップ」
その言葉と共に蘭の大きな手が私の口を覆った。そこでハッとする。今の弱音を聞いて、面倒臭いと思われたかもしれない。サァ、と血の気が引く感覚が私を襲う。
「オレが気まぐれで告白したと思ってたわけ?オマエ」
「……今はそう思ってる」
「……はぁ。バカだなぁ、ナマエチャンは。いっぺん頭のネジ締めてやろうか?」
「バカって酷くない?元はと言えば蘭が私の話をちゃんと聞いてくれなかったことが悪いんだよ。前言ったよね。私といる時だけ、ほんの少しでいいから女の人といるのを控えてほしいって。でも蘭は適当に流したじゃん」
ダメだ。ここで泣いてしまったら本当に面倒臭い女と思われてしまう。私は唇を噛み締め、今にも溢れ出そうな涙を必死に堪えた。
女の涙は最強の武器だとか言った人がいたみたいだけど、私はそれが大嫌いだった。泣いたらどうにでもなると考えていそうだと思えるから。だけど今、そんな嫌いなタイプに私がなりそうだった。
「このままじゃ、ダメだって……。私、たえられない、から……っ」
堪えきれなかった涙が頬を伝う感覚がする。ダメだった。堪えきれなかった。それだけ私の中に降り積もったものが多かったのだろう。
私は頬を伝う涙を手で何度も拭った。でも一度溢れた涙は簡単には止まってくれなくて、むしろどんどん溢れてきてしまった。
「らんのこと、好きだけど……もうムリだよ。わたしにとって、らんが、ぜんぶ……ぜんぶ、初めてだった、のに」
頭の中がぐちゃぐちゃになって、言いたいことと感情が混ざり、口から出る言葉は支離滅裂。これじゃあまるで幼い子供のようだ。
辛さと恥ずかしさ、そして情けなさで涙は更に溢れてきた。もう拭っていた手は涙でびしゃびしゃになっている。
「……そんな目ェ擦んな。明日腫れるぞ」
そう言って蘭は片手で私の手を押さえると、自身の着ていた薄手の長袖シャツの袖口で私の目元をそっと拭った。
「オマエの反応が可愛かったし、嫉妬したりするの見たら、愛されてんなーって思ったからさ。ついな」
「……らん、いい性格してるよね」
「オマエも肝据わってるよなー。今までオレにこんなこと言ってきた女いねーよ」
私の手を押さえていた手がゆっくりと上に上がっていき、そのまま私の頭に乗せられた。そしてそのまま優しく、子供をあやすような手つきで頭を撫でられた。
「でもオマエに言った言葉は全部ホントだけどな」
「……どこまで?」
「最初から最後まで」
「……告白も、なだめるように言ってきたことも、全部?」
「そ。ぜーんぶホント。オレはナマエしか愛してねーよ」
そう言って蘭は、私の頭を撫でていた手で私の顎を掬って上を向かせるとそのままキスを一つ落とした。
「ホントはもっと反応を見てたかったけど、それももうおしまいだなー。別にオレはナマエのことをそうやって泣かしたかったわけじゃねーし」
「泣かされるのは、嫌なんですけど」
「何言ってんだよ。オレの下じゃ――」
「あーっ!ストップ!それ以上言わないで。意味が分かったから」
「……で。ナマエは安心した?」
楽しそうな、優しい声色でそう聞かれた私は、黙って頷いた。
ここで私はふと、あの時の竜胆くんの言葉の続きを思い出した。
『多分、してたかも――でも、愛してる≠チて言ってんのはオマエだけだと思う。だってオレ、兄貴の愛してる≠チて言葉、オマエと付き合い始めてから聞いたし』
「ねぇ蘭」
「んー?」
「これからは私といる時は少しだけ、女の人と距離置いてくれる?」
「ナマエといる時だろうといない時だろうと、もう他の女とは会いもしねーよ。ま、どうしても会わなきゃなんねーって時はちゃんと事前にナマエに伝える」
あまりの変わりように驚いた私がそのままの勢いで蘭を見上げれば、彼は楽しそうに笑いながら私を見下げていた。
「そんな、だって蘭には蘭の――」
「ナマエのせいじゃねーよ。オレがしたいからそうすんの。……あぁあと。オレはナマエ以外の女を横に置く気はねェよ。オレがナマエを選んだんだから、オレの隣を歩いて絵になる女はナマエだけしかいねーよ」
最初からそう言ってくれたら、私だってここまで思い悩まなかったのに。という言葉は飲み込んだ。その代わりに私はとん、と蘭の体に頭を預けた。
「ありがと、蘭。それからごめんね」
「なんでナマエが謝んの?」
「蘭のこと、信じられなかったから」
「……ナマエ、オマエ本当に優しいヤツだよな。いつかぜってー騙されて痛い目見るタイプ」
「最後の一言が余計。……でも、その時は蘭が助けてくれるんでしょ?」
「タイミングが合えばなー」
「……蘭もつくづくいい性格してるよね」
そう返せば、蘭はくすくすと楽しそうに笑いながら私の頭をわしゃわしゃと撫でてきた。仕返しをしてやろうかと考えたけど、私の身長では背伸びをしても彼の頭に届くか微妙だったのでそれは諦めた。その代わり自分の身体を反転させ、そのまま彼に抱きついてやった。
「お月見のお団子、近くの和菓子屋さんに買いに行こうね」
「朝、オマエが起きれたらなー」
「そのセリフ、そっくりそのまま返す」
「生意気」
こんな軽口を叩き合えるようになるなんて、つい数分前まで思ってもいなかった。逆にこのまま終わってしまうのかなとか、終わりにした方がいいのかな、と考えていたくらいだ。だけどもうきっと、そんなことも考えないと思う。
「ほら、ベッド帰んぞー。オレまだねみーんだよ」
「そういえば、普段途中で起きないのにどうして今日は起きたの?」
「……隣にオマエがいなかったから」
「……何それ。可愛い」
ちょっと遠回りしたりすれ違ったけど、きっともう大丈夫だろう。今の私はそう思うのだ。