『 握り締めたその手は暖かい。産まれながらにして責務を背負ったその手は、わたしの想像をはるかに超える暖かさだった。 わたしが知っている彼よりも随分と若い彼が そこに居た。その出会いが運命と呼ぶべきかどうかは知らないが この出会いがわたしを変えてくれたんだって、今は思うよ。 第壱節 長らへば またこの頃や しのばれむ 憂しと見し世ぞ 今は恋しき □ ≫